「神回」ならぬ「紙回」も!? 視聴者待望、久々のエロ系昼ドラへの期待

※イメージ画像:東海テレビ『聖母・聖美物語』より

 3月31日からフジテレビ系列でスタートしたドラマ『聖母・聖美物語』(制作:東海テレビ)が、インターネット上で密かな話題になっている。放送は月曜~金曜の13:30~14:00の30分。いわゆる「昼ドラ枠」の時間帯だ。ヒロインの聖美を演じるのは東風万智子(こち・まちこ)。ピンと来ない人もいるかもしれないが、旧芸名・真中瞳と聞けば、思い出すだろう。

 『進ぬ!電波少年』(日本テレビ系)でブレイクしたのが二十歳の頃。バラエティにとどまらずドラマや映画でも活躍したが、今から8年ほど前に突如芸能界から姿を消す。芸能界を離れていた期間は、海外留学をしたり、またOL勤務していた時期もあったようだ。芸名を変え本格復帰したのは約5年前。連ドラへの単発出演などを経て、今期待望の昼ドラ初主演となった。現在34歳、女性として脂が乗ってきた年頃である。

 東風の体当たり主演ももちろん話題となっているが、視聴者からの注目を集めているのは、昼ドラ特有のドロドロ感だ。恵まれない境遇から一転、大病院の院長夫人として玉の輿に乗ったヒロインが、病院の跡取りとなるべき子どもを授からんと不妊治療に勤しむ日常が主軸。「昼ドラにありがちなストーリー展開」という印象しか受けないかもしれないが、要所ごとに昼ドラファンのツボとなるポイントを設けている。

 まずは、院長の弟で産婦人科医役の金子昇。「うまくいっていますか? 兄貴との夜の営みは?」と、夫婦生活について突っ込んだ質問を浴びせ、「良かったらアドバイスしますよ、産婦人科医として。どういうセックスをするか確実に受精・着床できるのか」「受胎のためのハウツーセックス、いつでも相談に乗りますよ」などの名セリフを吐きながら、意味ありげにバナナを剥く。昼ドラファンにとってはたまらない演出だ。ヒロインが妊娠しにくい体質であると判明したシーンでは、「姉さんがその身体を俺に委ねてくれるなら」と、不妊治療をこんなにも卑猥な表現で言えるものかと視聴者を唸らせる。不妊治療開始後は、兄に向かって、「ゾクゾクするんですよ、なんだか俺も兄さんと一緒にその子の父親になる気分」「兄さんにはその都度新鮮な精子を提供してもらう必要があります」など、ツッコミどころ満載なのだ。

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