AV女優であって舞台女優や映画女優…それが普通な時代は確実に近づいている

 つい先頃、神咲詩織のTwitterでの「AV女優だって普通の人間で普通の女の子なんだってわかってもらいたい」という発言が、ネットで物議を醸した。「普通」って何だろう?

 一昔前はテレビなどにAV女優が出演するのは話題作り、つまりは宣伝効果を得るためというのが普通だった。ただし逆にテレビ主演で話題になったことでAV界を飛び出すような活躍をするコが出たことも間違いない。記憶に新しいところでは、テレビ東京のバラエティ番組『ゴッドタン』内のコーナー「キス我慢選手権」で話題になったみひろであり、戦隊ヒーロー番組『炎神戦隊ゴーオンジャー』で害水大臣ケガレシアという悪のヒロインを1年通じ演じた及川奈央だろうか。

 先頃“AV女優として”とは少々違い、演者として舞台や映画に出演している女の子の話題を知る機会があった。『劇団ストレイドッグ』の森川利行氏が作・演出を務める舞台『母の桜が散った夜』『閨房のアライグマ』に出演しているアリスJAPAN専属女優・川上奈々美と、売春婦を意味するストリートスラング「HO(ホー)」をタイトルにした渋谷の街角に立つ売春婦の末路を東日本大震災後の日本の厳しい現実と絡め描いた映画『HO~欲望の爪痕』に出演しているMAXING専属女優・横山美雪の2人の話である。

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