マー君を支える献身妻・里田まい、不安視される「メジャーの洗礼」

※イメージ画像:『里田まい写真集「my life」』ワニブックス

 東北楽天ゴールデンイーグルスのマー君こと田中将大投手(25)の大リーグ移籍先がニューヨーク・ヤンキースに決定し、7年で総額1億5500万ドル(約161億2千万円)という巨額の契約が結ばれたことが話題になった。その大出世を内助の功で支えたとして評価がうなぎ上りになっているのが妻でタレントの里田まい(29)だ。

 国内だけでなく、米国メディアも里田に注目している。現地の大手新聞「ニューヨーク・ポスト」は里田を特集した記事で「驚くほど美しい妻」と評し、大手タブロイド紙「ニューヨーク・デーリー・ニューズ」は1面にマー君の写真よりも遥かに大きく里田のアイドル時代の水着写真を掲載した。アメリカでも日本の大エースを支えた「美しすぎる姉さん女房」への関心は急激に高まっている。

 これだけ持てはやされながらも、当の里田は謙虚さを失っていない。自身のブログでは「主人が行きたい場所であればどこでもついていくつもりでしたから、無事就職先が決まって本当に良かったです」と控えめ。それよりも夫をサポートするべく英語の習得に必死に励んでおり、お金の管理も彼女が一手にこなしているという。

 里田といえば、モーニング娘。の姉妹グループであるカントリー娘。のメンバーとして02年にデビューしたもののパッとせず。ブレイクしたのは、06年から出演した『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)で“おバカタレント”として脚光を浴びてからだった。だが、そのブームも司会の島田紳助の引退により終息。また売れないタレントに逆戻りかと思いきや、マー君に見染められて「大リーガー夫人」の地位にまで一気に上り詰めた。

 超高給取りの妻ともなれば、ダルビッシュ有(27)の元妻・紗栄子(27)のようにバッシングの対象になることもある。だが、芸能人でありながら決して自分は前に出ずに一歩下がって夫の食事や健康管理に気を使う、里田の献身的な姿勢は老若男女問わず好印象を与えている。

 悪評が全くといっていいほどなく天井知らずで評価が高まっている里田だが、一部では「メジャー妻」としての振る舞いを不安視する声も上がっている。

 夕刊紙「日刊ゲンダイ」によると、メジャー球団には各チームに「ワイブスグループ=奥さま会」が存在するという。球団主催のイベントなどには夫婦そろって出席し、仲間内の派手なパーティや奥様たちで企画した高級ブランドのショッピングツアーなどにも参加しなくてはならないという。

 日本では家で食事や身の回りの世話に徹することが内助の功とされるが、元メジャーリーガー・田口壮氏の妻・恵美子さんは「メジャーは逆。夫人は家にこもって食事を作って待っていてはダメなんです。球場に毎試合応援に出向き、チームや夫をサポートすることが求められる」と同紙にコメント。「出て行かないと『何であそこの奥さんは球場に来ないの?』と不思議がられる」とも証言しており、この輪に加わることはメジャー妻の必須条件であるようだ。

「日本では派手な格好をしているとバッシングされることもありますが、メジャーは逆。高級な貴金属やブランド服を身をつけ、いかにもセレブといった雰囲気で夫に付き添うのが一般的です。また、パーティやイベントでの社交性も求められます。里田はいい意味で芸能人らしくなく、そういったセレブ趣味とは無縁でしたから、メジャー奥様たちの懐にすんなり入っていけるかどうか…。また、当然ながらコミュニケーションには英語が必須ですが、おバカタレントとして売っていた里田がどれだけ習得できるのかは未知数。いずれにせよ、マー君がチームに打ち解ける手助けをするためにも、日本とは違った振る舞いが要求される」(スポーツ紙記者)

 世界最高峰の舞台であるだけに、選手の妻にとってもハードルの高い世界のようだ。果たして、里田は奥さん版の“メジャーの洗礼”を上手にこなし、再び夫の活躍を支えることができるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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