春が来る前に試しておきたい「ブーツプレイ」とは!?

※イメージ画像 photo by carcenti from flickr

 冬は、夏に比べて視覚的な楽しみが激減する季節である。女性たちの露出度高めファッションを目で存分に楽しめる夏場から一転、冬スタイルとなった女性たちからは、夏ほどのエロスが感じられない。ワキの下に汗ジミが浮き出ることもなければ、ミニスカートから生足がのぞくこともない。とっくりセーター及び厚手のタイツで身を固めた女性たちにセクシャル要素を見出せというほうが無理な話である。

 そんな視覚的エロス激減の冬場、唯一のセクシーアイテムといったら、なんといっても「ブーツ」だろう。ブーツは、冬場にしかお目にかかれない季節物。そう考えると、春になり女性たちがブーツからパンプスに履き替えるその前に、ブーツによるエロスを堪能するのが正しい冬の過ごし方といえるだろう。

 ここからが本題。ブーツによるエロスとは、どのように堪能すべきなのだろうか? ブーツを用いた性的行為の経験がある一般男女から意見を募ったところ、ダントツで多かったのが「匂い」に関するものだった。

【嗅ぐ】
 パンプスやサンダルに比べてブーツは面積も広く、またその形状から、ブーツ匂いがこもりやすい。どれだけ消臭に気を遣っていても、またどれだけ美人でも、ブーツは臭いものなのだ。

 「臭さを味わいたいなら入浴前の女性器でも代用可能なのでは?」という疑問に関してだが、女性器とブーツの匂いは全くの別物。ブーツ臭にはブーツ臭の良さがあると、愛好家たちは口を揃える。

 なお、ブーツ自体の匂いを嗅いで楽しむタイプと、ブーツ脱ぎたての足を嗅いで楽しむタイプに分かれるようだ。どちらがより性的興奮を得られるのかに関しては、人それぞれといったところ。カノジョもしくはセフレ女性に協力を仰ぎ、実際に試してみるのが一番だろう。

 
【踏まれる】
 次に挙がったのが、「踏まれる」という行為。これまた、「踏まれたいなら、ピンヒールのほうがむしろ適しているのでは?」という疑問が浮かぶ。ブーツで踏まれることに悦びを得る男性に話を聞いたところ、「ピンヒールよりもブーツのほうが、SMテイストが和らぐ」という答えが返ってきた。

 なるほど、生粋のマゾ男ではなくあくまでも「踏まれる快感」を欲しているだけなので、相手女性には極力「普通」を求めたいものなのだ。ピンヒールを履かれてしまっては、いっきに女王様感が出てしまう。

 中には、ぺったんこブーツで踏まれることに興奮するという男性も。カカトのない、幼さを感じさせるデザインのブーツで踏まれるというギャップに萌えるのだろう。

 
【ブーツ着用セックス】
 「嗅ぐ」も「踏まれる」も、カノジョやセフレには言いづらいという男性にオススメなのが、女性がブーツを履いた状態でのセックスである。これなら言えるはずだ。というか、これくらい言えないようではオトコがすたる。

 全裸にブーツという姿は、独特の興奮が湧くと、経験者たちは口を揃える。立ちバックなど立位も悪くないが、ダントツでエロいのは正常位! 室内では履物を履いている背徳感も恰好の興奮材料となるのだろう。

 
【射精する】
 最後に、もっともハードルの高い行為をご紹介しよう。ブーツにペニスを挿入して射精する、ブーツオナニーだ。オナニーというよりも、ブーツとセックスしているような感覚になると、上級者は語る。もちろん、女性器のような狭さ・締め付け感は期待できない。しかし、それを超える興奮がそこにはあるのだ。

 問題は、ブーツの調達である。カノジョやセフレが眠りに就いた後、こっそり発射…というわけにはいかない。帰りがけに大騒動となるのは火を見るよりも明らか。

 そう考えると、事前申告は必須である。「代わりに新しいブーツを買ってあげるよ」くらいの度量を見せてこそ、真のセックス紳士といえるだろう。
(文=菊池美佳子)

菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、文筆業に転身。
■著書:『2010年代 ニッポンの風俗』『つけちゃうぞ! 大人の保健体育』
『テレフォンセックス裏物語』『Sの妹Mの彼女』

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