「いつもの空港芸」話題づくりすら飽きられた歌姫・浜崎あゆみの凋落

1219hamasaki_main.jpg※イメージ画像:『ayu』講談社

 電撃婚約を発表した歌手の浜崎あゆみ(35)が、婚約者の米国人学生(25)を引き連れて16日に帰国した。成田空港で大勢の報道陣に出迎えられた浜崎は、婚約者と“恋人つなぎ”でラブラブぶりをアピール。互いの左手薬指に婚約指輪が光り幸せそうな様子だったが、これに対してネット上では「恒例の空港芸」「また新曲発売前の話題づくりか」と辛辣な反応。業界内でも今回の婚約を額面通り受け取る者はおらず、スキャンダルでしか注目されない歌姫を憐れむ声すら上がっている。

 自身の会員制サイトで婚約を発表した際は「相方さんは一般の学生さんなので、ひっそり静かに見守っていただけるとうれしいです」とコメントしていた浜崎。だが、これは本心ではなかったらしく「婚約発表直後、到着の便名がワイドショーやスポーツ紙の記者に連絡された」とも伝えられている。また、取材攻勢が一段落すると浜崎が「スチールだけ? ムービーは?」と同行スタッフに尋ね、どれだけマスコミが集まったか気にしていたと一部メディアで報じられた。

 浜崎はいつも新曲の発売やツアー前にスキャンダルを振りまいていることから、話題づくりが目的ではないかと疑われている。今回も純粋な婚約ではなく、何らかの意図があったのだろうか。

「最大の目的は、25日に発売する3年ぶりの新曲の宣伝でしょうね。浜崎は特に映像メディアの取材を気にしていたようですが、これはワイドショーやニュース番組で浜崎の婚約の話題が取り上げられた際にバックに新曲が流れるため。これは浜崎サイドがテレビ局側に要請したことでもあります。最近は歌番組が減っているため、こういったプロモーションが重要だと判断したようです。また、婚約発表の翌日は年末カウントダウンライブの一般発売が開始される日でした。話題づくりの効果があってか、すぐに完売になったようですが、最近はライブの入りも悪いといわれていましたから、かなり焦っていた部分があったのでは」(週刊誌記者)

 話題づくりの目的は新曲やライブだけでなく、過去のトラブルによって“出禁”になった『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への復帰も関係しているとの見方もある。

 この説を報じた東京スポーツによると、一昨年9月に浜崎は同番組の生出演をドタキャンし、事実上の出禁になった。だが、同番組のキャスティングに長年携わってきたプロデューサーが横領で懲戒解雇となり、新プロデューサーになったことを契機に浜崎サイドが和解を狙ったという。その切り札として浜崎サイドが提示したのが、27日に放送される同番組のスペシャルでの「婚約後、初の歌番組出演で新曲を熱唱」という条件だったというのだ。

「最近はネットや口コミで売れるパターンもありますが、浜崎のファンはテレビから影響を受ける層が多い。歌番組がそれなりにあった当時は痛くもかゆくもないと思っていたのでしょうが、浜崎は凋落の一途で歌番組も減少。是が非でも復帰したかったでしょう」(芸能関係者)

 浜崎といえば、オーストリア人俳優のマニュエル・シュワルツとの未入籍での結婚&離婚も記憶に新しい。結婚相手に白人男性ばかりを選んでいることに「白人コンプレックスが強いのでは」との声も上がっているが…。

「コンプレックスもあるのでしょうが、それよりも浜崎のイメージ演出が一昔前のセレブ感覚から抜け出せていないことも原因。空港では記者たちの前で、浜崎が婚約者の男性と英語で会話する一幕がありましたが、この男性は多少カタコトながら日本語が話せます。前夫のマニュエルとロクに会話できなかったという浜崎が無理に英語を使う必要はなく、これは彼女ならではの“演出”だったようです。年下の白人男性をはべらせているのは、浜崎が尊敬している米歌手マドンナの影響を受けたもの。特大のサングラスをかけて空港で取材陣に囲まれるという構図も、彼女の中でのセレブのイメージなのでしょう。しかし、最近のファンは背伸びしてセレブぶっているアーティストよりも、庶民的感覚のある親しみやすいタイプを好みます。その『感覚のズレ』が、昨今の浜崎の凋落ぶりに拍車を掛けている」(音楽関係者)

 今回の婚約は話題づくりが目的で、前回同様に入籍するつもりはないともいわれている。そこまでしなければいけないほど、浜崎は追い詰められているのだろうか。3年前のシングル3作連続リリースはいずれも売上10万枚に届かず、それからシングルのリリースが途絶えている。婚約者まで担ぎ出してプロモーションした満を持しての新曲が売れなければ、いよいよ“オワコン”を決定付けることになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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