『FNS歌謡祭』小室哲哉との握手は華原朋美のアドリブだった…そのウラに隠れた未練

1205kahara_main.jpg※イメージ画像:『華原朋美写真集「crystallize」』ワニブックス

 歌手の華原朋美(39)が4日に放送された『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演し、元恋人で音楽プロデューサーの小室哲哉(55)と98年の破局後、初となる共演を果たした。

 華原は小室が作詞・作曲した「I’m proud」「I BELIEVE」を小室の伴奏で熱唱。歌い終わった後、華原は急に小室に歩み寄り「今まで迷惑と心配ばかりをかけて 本当すみませんでした。これからはちゃんと前を向いて、歩いていけそうです。今日はすごく楽しかったです。本当にありがとうございました」などと感謝と謝罪の言葉を述べた。それをピアノから立ち上がって聞いていた小室は「頑張ってください」と声をかけて握手し、淡々とその場を離れた。

 愛憎を乗り越えた末の感動的なシーンだったが、感極まって涙ぐんでいた華原に対し、若干引き気味だった小室の態度が対照的にも映った。番組プロデューサーのきくち伸氏によると、このシーンは演出ではなく華原のアドリブだったという。きくち氏は「華原朋美さんとは事前のリハーサルの時から『何かはやろう』と話していたのですが、生放送中の彼女の本番直前に『最後にお礼を言いたい』と言い出したので『聞かなかったことにするから勝手にやっていいよ』と答えました」と舞台裏を明かしている。

 アドリブだったなら、小室が困惑していたのも理解できるというものだ。

「全盛期に比べて、現在は小室も華原も落ち目といえる状況。それだけにコンビ復活は話題性十分で互いにメリットがありますが、小室はリハビリ中の妻・KEIKO(41)に余計な心配をかけないため、あくまでビジネスというクールな態度を貫こうとしていた。ところが、不意に華原のお涙頂戴シーンに巻き込まれ、かなり困惑していたようです。小室が握手後に淡々とその場を去ったことに『冷たすぎる』という批判も起きていますが、あれは仕方ないでしょう」(芸能関係者)

 2011年にくも膜下出血で倒れたKEIKOは、一時記憶障害のため自分が歌手であったことすら忘れ、言葉を発せられないほど深刻な状況だった。現在は徐々に回復し、小室は「2015年にglobe復活を目指している」と公言しているが、いまだKEIKOは公の場に姿を現したことはなく全快とはいえない状態だ。

 KEIKOに気兼ねしながらのコンビ復活だったことは、華原も分かっていたはずだろう。にもかかわらず、小室との再会シーンでアドリブをかますというのは少々思い切りが良すぎた気もするが…。

「華原としては、もう過去の思い出として吹っ切れたという気持ちの象徴としての握手だったのでしょう。明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏(38)との熱愛スキャンダルに関しても、まだ交際にも至っていないのに華原が公表したのは、小室やKEIKOに対して『もう別の人生を歩んでいます』とアピールするためだったのではないかといわれています。しかし、そこまで意識している時点でどこか小室に未練があるようにも思える。本人が意識しているかどうかは分かりませんが、いまだに特別な男性であることには違いないでしょう」(前同)

 もう特別な感情はないとアピールしたい気持ちと、深層心理にある未練。壮絶な別れを経験しながらも、話題作りのために再び一緒に仕事をしなくてはならない芸能界の因果。それら複雑な感情や状況が、華原の突然のアドリブにつながったようだ。これまで順調に復活してきた華原だが、タブーとなっていた小室とのコンビ再結成が精神不安のタネにならなければいいが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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