「女性のお尻を勝手に触るおじいちゃんにだけは絶対になりたくない」ロンブー淳、みのもんたを暗に批判!?

komeshun0903main.jpg※イメージ画像:『全方位型お笑いマガジン コメ旬Vol.3』キネマ旬報社

 8月30日に放送された『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)で、みのもんた(69)がアシスタントを務める吉田明世アナウンサー(25)にセクハラをしたのではないかという疑惑。ネットを中心に騒がれている問題について、同局は「セクハラ行為があった事実はありません」とコメントし、CM中に談笑していた様子が本番に出てしまったと釈明している。みの本人も各メディアからの取材に、「驚いている」とセクハラを否定した。

 しかし、問題のセクハラシーンはネットの動画サイトなどにも出回っており、みのがニュースを読もうとしている吉田アナのお尻付近を手で触り、その手を吉田アナが振り払っているシーンは誰もが目にできる。その直後の、みののごまかそうとするニヤけた笑顔と揉み手を見れば、セクハラではないかと疑われるのも無理はない。

 とはいえ、事実を全面的に否定する局と本人の釈明によって、巻き起こったセクハラ疑惑もすでに過去のことのように扱われている。芸能界にもみのの行為に対して批判的な姿勢をとるタレントは見られず、今田耕司(47)などは、自身のラジオ番組『今田耕司のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)の中で、「(原稿を読むタイミングを教える)きっかけ出しだったんちゃうか」と分析している。同席していた東野幸治(46)は、今田の説に納得がいかないようだったが、その後ツッコんだ発言には至らなかった。

 しかし、そんな中にあって、みののセクハラ騒動に物申すタレントがいる。ロンドンブーツ1号2号の田村淳(39)である。

 3日、Twitter上で「女性のお尻を勝手に触る様なおじいちゃんにだけは絶対になりたくない」と発言した淳。直接的にみのを名指ししての投稿ではないが、タイミングを考えれば当然みののセクハラ疑惑を想定してのことと考えて間違いないだろう。もちろん、淳の言う「おじいちゃん」が抽象的なものである可能性もあるが、それは淳が用意した逃げ口上だろう。

 みのの行為をセクハラと指摘し、そんなことをする人間にはなりたくないとつぶやく淳。そんな淳の発言がネットでは注目されているが、ネットユーザーたちからは「お前が言うな」や「説得力ゼロ」といった厳しい言葉がかけられている様子。しかし、これまでの淳の言動を見る限り、みののような絶大な力を持っているような人物に対して噛み付くのは彼の特徴ともいえる。たとえば、8月にアップされた『日経トレンディネット』での対談では、今の大御所芸能人たちに対して、「身を引いて後輩に譲ればいいのに」「彼らがいると新しいものが生まれない」「自分はそんな風にはなりたくない」などと言っている淳。そんな気持ちがあるからこそ、今回のセクハラ疑惑に対して思うところがあったといえる。

 警察との騒動など、これまでもどこか権力的なものに対抗するような態度をとってきた淳。そんな彼にとって、大御所みのもんたの行為は許しがたいものに映ったのだろう。かつての派手な発言や行動から賛否両論ある淳だが、反権力志向の姿勢というものは芸人としての大事な要素に違いない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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