2,000万円以上使って、やっとキャバ嬢を抱けた男の告白


 さらに、飴とムチ作戦だろうか、真須美嬢からは、キャバ客が絶対言われたくない「あっちの客はスゴイわよ~!」なる、他の客との競争強要があったという。「あっ、あの席、ドンペリのプラチナ入った! あっ、あの席、リシャール入った!」と連呼し、自分の席に置かれたビールを蔑むような目で見る。

「そんな状況だったら、こっちも負けてられないでしょ! ワインの最高峰、ロマネ・コンティを入れましたよ!」

 まさに、キャバ嬢の手のひらの上で踊る操り人形状態。「よ、よっしゃ! 俺が勝ちや!」と、自己満足の極致に到達。その後、これまた常套手段である「しばらく連絡不通にして相手を心配させる」作戦にハマッた武智氏は、久々に連絡の取れた真須美から、衝撃の告白を受けた。『引退宣言』だ。彼女の事情は知る由もない。

「い、引退!? ふ、ふざけるな!!」

 全身が震えた武智氏は、これまで、真須美嬢に使った金、総額を計算したメモに目をやる。【2,000万円】………。消費者金融1社では足りず、いまや5社から借り入れる、立派な「多重債務者」だ。

 だが、怒りに震える武智氏に予想だにしない言葉が。

「最後に、一番売り上げを支えてくれた武智さんと、一晩ホテルで過ごしたい」

 まぁ、たまにある話で、引退キャバ嬢が最上級客に「ラストSEX」を提案。コレには、「ストーカー防止対策」も含まれるという。

「や、やっとヤレる! 真須美とヤレるんや!!」

 完全に有頂天、「アンタ、いつが最も幸せ?」「今でしょ!!!」とばかりに、ラブホへ入る武智氏。夢にまで見たこの瞬間!

 武智氏は、真須美の裸に飛びついた。しかし!!!

「最悪でした。巨乳だと思ってたのに、矯正下着で盛っただけのぺチャパイ。ロングドレスで気付きませんでしたけど、男にもいないような蟹股のO脚。せめて、憧れのアソコと思ったんですが、もう、魚が腐ったような激臭でエヅキました」

 おまけにフェラは歯が当たりまくる激痛タイムで、何とか挿入してもユルユルで話にならなかったと、涙目に語る。

 ホテルを出て、真須美と別れた武智氏は、その場にへたり込み、始発が動くまで体育座りをしていたという。

「に、2,000万使って割に合うような女…、絶対いません! 脱がせばみんな同じです! いや…私の場合、平均以下でした…。もう二度とキャバ嬢に夢中になったりしません…」

 自分に「2,000万払ってHする価値がある」と思っている女は、自意識過剰の極致に達するキャバ嬢ですら、そうはいないだろう。騙し、騙され、フリ、フラれ…。虚実ないまぜの夜の世界―。魔宮は、今夜もアナタを吸い込むべく、大きな口を開けて待ち構えている―。

 ちなみに、この「2,000万円物語」は、埼玉県O市のキャバクラで実際にあった実話である―。
(文=鷹司昇一郎)

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