ももクロとゴールデンボンバーに遺恨勃発!? 目玉不在でカオス化する紅白の舞台裏

 先月26日に総勢50組の出場者が発表されたNHK紅白歌合戦。初出場は12組だが、その顔ぶれは関ジャニ∞、きゃりーぱみゅぱみゅ、再結成したプリンセスプリンセスらでサプライズと呼べるほどの出演者はいなかった。井上陽水やB’zといった大物とも交渉していたようだが断られ、良くも悪くも話題を集めていた小林幸子やK-POP勢も消滅。09年に歌手別最高視聴率をたたき出したDREAMS COME TRUEも今年は辞退し、目玉不在となってしまった感が否めない。

 そんな中、紅白に並々ならぬ意気込みを見せているのは、共に初出場の「ももいろクローバーZ(通称・ももクロ)」と「ゴールデンボンバー(通称・金爆)」だ。5人組アイドルグループのももクロは、結成当初から紅白出場を目標に掲げており、その夢がかなったいえる。一方、4人組のゴールデンボンバーは、ボーカル以外のパートが全て当て振りというビジュアル系“エアバンド”。女性を中心に絶大な人気を誇り、個性的なキャラを生かしてバラエティーでも活躍している。

 紅白の舞台で何かをやってくれそうな期待感が高まる両者だが、それが災いして遺恨が勃発しているという。

「紅白の出場会見で金爆のドラム担当・樽美酒研二がコメントを求められて『おちんちん』と発言し、前代未聞の出来事として各メディアでニュースになりました。これがネット上などで『意味は分からないが面白い』『さすが金爆』と絶賛された。ももクロ側も会見で『ももクロは出さない方が良かったんじゃないと言われるくらい、どんちゃん騒ぎをして盛り上げたい』と発言したが、完全にかすんでしまいました」(週刊誌記者)

 この騒動によって視聴者の期待は金爆に集中しており、ももクロのマネジャーは暴走キャラを彼らに持っていかれたことを相当悔しがっているようだ。これが今月6日に放送された「2012 FNS歌謡祭」(フジテレビ系)で、ももクロが暴走する要因になったという。

「番組の終盤、金爆も含めた出演者たちがクリスマスソングを合唱している時、紅白の会見と同じ衣装で現われたももクロのメンバーたちが、『第63回紅白歌合戦』という文字がプリントされたマントをカメラに向けて宣伝を始めました。フジの看板ともいえる歌番組で他局の宣伝をするというのは前代未聞。当初は紅白の文字を隠して出演する約束だったが、マネジャーの指示で掟破りの宣伝をしたようだ。持ち歌を歌わせてもらず、他の歌手のバックダンサーのような扱いをされたことに不満を抱いたことも要因だったようです。だが、何より金爆を前にして『暴走キャラで負けられない』という気持ちがあったのでしょう」(前同)

 局をまたいで歌とは直接関係ない場外戦が勃発している紅白。目玉不在といわれているが、ももクロと金爆のステージからは目が離せなさそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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