【ネットナンパ】自分のことを女子(じょし)って言う三十路

 
「ね、まみちゃん。さっきまで飲んでたって言ってたけど、どういう集まりだったの?」 
 
「んー、昔の職場の女子(じょし)と久しぶりに集まったんですよ」 
 
「ふーん」 
 
「それで、盛り上がりすぎちゃって」 
 
「どんな風に盛り上がってたの?」 
 
「えぇっと、エッチ系ですね」 
 
「おっ、女性ばっかりでエッチな話だなんて強烈そうだね?」 
 
「はい。だからスイッチはいっちゃって……」 
 
「ん? なんのスイッチ?」 
 
「……」 
 
「あ! エッチのスイッチかな?」 
 
「(コクン)」 
 
「わかるよ。俺も男同士でエロ話してるとすぐにスイッチ入っちゃうもの」 
 
「ふふふ、そうですか」 
 
「あとね、まみちゃんみたいにイイ女を見てもスイッチはっちゃうんだ」 
 
「またぁ、上手ですね」 
 
「いやいやホントだよ。さっきから勃起しっぱなしだから歩きづらくてしょうがないもの」 
 
「えぇ! そうなんですか!!」

 
 小気味良いテンポで会話に応じてくれるまみちゃん。どうやらノリノリで楽しくエッチできそうだ。そうこうしているうちにホテルに到着。

 パネルで部屋を選び、フロントで鍵を受け取る。そして二人でエレベーターの乗り込んだ。
 
 
 
  ぷゎぁアぁん 
 
 
 
 エレベーターの密室で二人っきりになると、まみちゃんの酒臭さが際立った。

 
「すっごいお酒の匂いだね。まみちゃんの息を嗅いでるだけで酔っちゃいそうだよ」 
 
「また、またぁ、そんなことあるわけないですよぉ」

 
 そう言いながら筆者にしなだれかかってくるまみちゃん。トローンとした目で見つめながら、アヒルクチでキスをおねだりしているかのようだ。こうなったら応じるしかない。エレベーターの中なので若干躊躇したが、意を決して唇を合わせた。
 
 
 
  ねろぬちゅわぁ 
 
 
 
 唇が触れた瞬間、大量の唾液とともに舌を挿し入れてくるまみちゃん。酒臭さに辟易しながらも応戦する筆者。と、ここでエレベーターが目的のフロアに到着したのでキスを中断。

 名残惜しそうなまみちゃんを引っ張るような形でなんとか部屋に入室することができた。

 部屋に入るや、ベッドの上で大の字になるまみちゃん。パンツは見えなかったものの、めくれ上がったスカートから覗く白い太ももがじつに美味しそうだ。

 そんな様子を見て、混浴プレイを諦める筆者。この調子では、湯船にお湯が貯まるのを待つ間に彼女が寝てしまうかもしれないからだ。

 
「ね、まみちゃん。そのままじゃ寝ちゃいそうだよ。先にシャワー浴びて来て」 
 
「ふわぁあい」

 
 ダルそうに身体を引きずりながら浴室に向かうまみちゃん。

 
「もう、しょうがないなぁ。脱ぐの手伝ってあげるよ」 
 
「ふふ、優しいんですねショーイチさん」

 
 ブラウスのボタンを外してあげ、スカートを降ろす。次に、ブラとパンツを取り去ると生まれたまんまの姿になるまみちゃん。

 おっぱいは推定Dカップほど。身体全体に程良く肉がついていて、寒い季節に抱いて寝るにはちょうどイイ感じだ。

 
「ね、ホントに大丈夫? 一緒に入って洗ってあげようか?」 
 
「フフフ、大丈夫ですよぉ。シャワーを浴びればスッキリしますしぃ」

 
 こうして一人で浴室に入るまみちゃん。仕方なく筆者は一服を開始し、すりガラス越しに彼女の様子を観察することにした。

 シャワーを浴び始めて1分もしない内に、浴室から出てくるまみちゃん。いくらなんでも早すぎる。“おいおい、ちゃんと性器とか肛門とか洗ったのかよ!”と突っ込みたくなったが、グっと我慢。

 
「はぁ、サッパリしたぁ。ショーイチさんどうぞぉ」

 
 交代でシャワーを浴びる筆者。のんびりしていたら、まみちゃんが寝てしまうのではとやきもきしながら大急ぎでシャワーを浴びる。もちろん、竿と玉は念入りにゴシゴシしたのは言うまでもないが……。

 部屋に戻ると、ベッドの上で気持ち良さそうに布団にくるまっているまみちゃんを発見。

 
「お待たせ、まみちゃん」、そう声をかけると、「はぁい」と眠そうな声で答えてくる。あぁ、どうやら寝オチ寸前のようだ。こうなったらチャッチャッと事を済ませるしかないだろう。

 布団をソっとはぎ取り、ベッドイン開始。アルコール臭い唾液攻撃を避けるため、いきなりオッパイから攻め始めることにした。
 
 
 
  モミモミ、チュヌッパ、チュヌッパ、れろネのれろ 
 
 
 
 形の良い美乳を揉んだり舐めたり吸ったりしていると、「はぁ、ショーイチさん、すっごく気持ちイイよぉ」と猫なで声で反応してくれるまみちゃん。そんなまみちゃんの反応を受け、ますます愛撫に熱がこもる。

 お次は、良く洗ったどうか不明の女性器を愛撫する番だ。まずはクリトリスをそっと舌でツンツンと刺激する。
 
 
 
 「ね、ショーイチさん。焦らさないでもっと舐めて!」 
 
 
 
 途端に大胆なおねだりをしてくるまみちゃん。女性にこう言われたら、たとえ洗っていない女性器でも黙って頂くのが漢(おとこ)ってやつだ。ガバっと両の太ももを持ち上げて女性器を露わにし、膣口に舌を挿入する筆者。
 
 
 
  ホッ…… 
 
 
 
 ほとんど無味無臭だったのでまずは一安心。あとはヒーヒー言わせるだけだ。
 
 
 
  ジュゾゾゾゾ、ねみゅぬちゅにゅ、えれレれれろロぉろろオ 
 
 
 
 唇、舌、歯茎、歯、鼻を駆使して彼女の性器に快感を与え続ける。
 
 
 
  「もうダメ!! も、もう入れて!」 
 
 
 
 筆者の攻撃を遮るかのように両手で女性器に蓋をするまみちゃん。

 
「ん? どうしたの? もっと舐めたかったのに」 
 
「ほ、ほんとコレ以上されると、お、おしっこ出ちゃうからダメです」 
 
「ふーん、そんなに気持ち良かったんだぁ」 
 
「ね、いじわる言わないで。ね、お願い」

 
 すでにフル勃起の我が愚息。このまま入れてもいいのだが、フェラチオさえしてもらっていない。そこでフェラをリクエストしようと思ったのだが、彼女の酔い具合を見て予定変更。フェラされている最中に“ガリっ”と歯が当たることを恐れたからである。

 ゴムをサクっと装着し、ぬるぬるの膣穴に向かって挿入開始。

 いきなりの早漏発射を恐れ、ゆっくりスローリーなピストンで動き始める。すると、「……ったい、……ったいよ、ショーイチさん」とくぐもった声で何かを訴えてくるまみちゃん。

 
「ご、ごめん。もしかして痛かった?」、動きを止めてそう尋ねる筆者。 
 
「ううん、違うの。すっごく固いの、ショーイチさんのが」 
 
「あ、もしかして痛い角度とかあった?」 
 
「ううん、固くて固くてとっても気持ちイイの」

 
 挿入中にこんな事を言われたらひとたまりもない。プツンと筆者の中のスイッチが切れ、怒涛のピストンを叩きこんだ。

 
「あ、あ、またおしっこ出ちゃいそう」 
 
「いいよ、シーツびしょびしょにして!」 
 
「あ、あ、あ、イクー!!」

 
 
 
  ふぅ。 
 
 
 
 発射後の余韻をしばし味わってからソっと愚息を引き抜く。まるでおもらしをしたかのようにシーツはビショ濡れ状態だ。だが、その液体は無色透明でほぼ無臭だった。いわゆる潮を吹いたってやつだろう。

 荒い呼吸のまま放心状態のまみちゃんに向かって、「しばらくそのまま休んでいてイイよ」と声をかける筆者。そして、ビショ濡れのシーツの場所を避ける格好で彼女から身体を離し筆者も疲れた身体を休める。

 フと気がついて携帯電話の時計を確認すると、3時間近くが経過していた。二人ともそのまま寝入ってしまっていたのだ。まだまだ寝たりなかったが、このまま寝てしまったら夜までこんこんと寝入ってしまいそうだ。

 
「まみちゃん、起きて」、と声をかけ彼女を揺り起こす。 
 
「ふぁ!? いま何時ですか?」 
 
「もう11時過ぎてるよ。あと少しでお昼になっちゃうよ」 
 
「え! もうそんなになるんですか?」 
 
「うん。俺も寝ちゃってたみたい。そろそろ帰ろうか?」 
 
「は、はい」

 
 いつもなら2回戦をおねだりする筆者だが、この時は眠気が勝っていて一刻も早く自宅に戻りたかったのだ。

 こうして眠い目をこすりながら帰り支度をして、ホテルの前で再会を約束しながらサヨウナラ。筆者は徒歩と電車で帰宅する自信が無かったので、大通りに出るとタクシーを拾いそのまま自宅へと向かった次第だ。

 途中で寝ちゃわないように頑張ると言っていたまみちゃんだったが、見事に約束を裏切られた格好だ。だが、筆者もほぼ同時に寝てしまったので彼女を責めるわけにはいかない。

 それにエロくて充実したエッチだったから、満足感のほうが遥かに大きかった。

 三十路を過ぎてもエッチな女性は可愛いものである。そう納得しながらタクシーの中で再び眠りに落ちた筆者トコショーであった。

(文=所沢ショーイチ)

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