セックスフレンドは奇数に限る!? サオ主の心得

※イメージ画像 photo by photognome from flickr

 最近は、連ドラの視聴率が伸びず、どの局もどんぐりの背くらべ状態といった感が否めないが、そんな中『赤い糸の女』(東海テレビ・フジテレビ系)が爆発的な人気を博している。かつてNHKの朝ドラで主演を務めたマナカナの姉・三倉茉奈単独主演という話題性もさることながら、注目を集めているのはなんといってもツッコミどころ満載のストーリーと名セリフの数々であろう。昼ドラといえば、「主婦が観るもの」というイメージが強かったが、このドラマに限っては「わざわざ録画して観ている」「会社から帰ってきて『赤い糸の女』を観るのが何よりの楽しみ」というサラリーマンやOLも少なくない。

 ストーリーの展開があまりにも早すぎるため、詳細な内容紹介は省かせていただくが、物語の発端となったのは、ルームメイトの女性同士が、1人の男性とそれぞれ肉体関係を持ったことが始まりとなっている。我々一般人間でも、穴兄弟・サオ姉妹になると、昼ドラほどのドロドロ愛憎劇とまでは行かなくても、それなりにギクシャクするものである。と思いきや、円満に1人の男性の共有を継続している例も、ごく少数ではあるが存在するようだ。円満共有の秘訣は何なのか? 経験者にコツを聞いてみた。

 円満共有最大のコツは、女性に順位をつけないことがキーポイントと、サオ主(共有されている男性側)のほとんどが口を揃える。要するに、内1名が正式なカノジョで、ほか数名が遊び相手だったりすると、案の定うまくいかないらしい。正式なカノジョが複数名というのもおかしいので、皆がセックスフレンドという立ち位置がベターのようだ。昼ドラでは、1名が正式なフィアンセだったためにドロドロ愛憎劇が巻き起こってしまった。我々一般人がああならないためには、兎にも角にも女性に順位をつけないのが肝心である。

 「女性を偶数にさせてはならない」と語るサオ主も。そういえば某ドラマで、「南極越冬隊では、女性隊員は奇数にする。偶数だと割れるから」というセリフがあったが、これはなかなか的を射ている言葉だ。女性というものは、とかくグループや派閥を作りたがる。偶数になると「2対2」に分かれ、何かと衝突が起きやすくなるのだ。よって、「セックスフレンドは3人がベスト! 4人は災いを招く」という結論に達するようだ。

 そして、「複数プレイは求めない」というのも、円満共有の絶対条件のようだ。我々一般人からすると、複数名の女性をサオ姉妹にしていると聞くと乱交を連想してしまうが、そういった嗜好はないと答えるサオ主がほとんどだった。女性とは、やたら比べたがる習性も持っている。服を着た状態では、「A子ちゃんやB子ちゃんとセックスしていても気にならないわ」と強がっていても、いざハダカになるとバストサイズや性器の具合、セックステクニックなど、あらゆる項目で自分を他の女性と比較し、心の中で一喜一憂を繰り返すだろう。そういった女の本能を刺激しないことが、サオ主としての基本ということか。

 ここでご紹介したのはごく一例だが、サオ主にも苦労があるということはなんとなく垣間見えた。それらを面倒と思えずにこなせる男性のみが、サオ主という立場を楽しめるのであろう。
(文=菊池 美佳子)

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