フーゾクで急増する「M男クン」事情

※イメージ画像:M男調教講座2 『マゾ玩具の飼育術』/三和出版

 風俗を利用する男性客の好みや傾向は、世相や時代と共に変化するものである。では、最近の傾向はどのようなものかというと、中高年を中心にマゾプレイを好む客、すなわち「M男」が増えているという。

「だいたい2年位前からでしょうか。本当に、急に増えてきたという感じです」

 そう話すのは、都内のデリヘルに在籍するSさん(43)。風俗嬢になって20年というベテランである。

 以前から、「SMクラブはちょっと恐い感じがする」と言って、ソープやデリヘルでソフトなMプレイを要求する男性はしばしばみられたが、どちらかというとごく少数だった。それが近年になって急増しているのだそうである。

 その要求するプレイの内容だが、なかにはかなりコアなものが目立つようになったという。

「以前はせいぜい、軽く踏んだりたたいたり、言葉攻めくらいが多かったんですが、最近ではかなり激しいというか、マニアックというか……」

 たとえば、ベッドに仰向けに寝そべって、女のコに「顔面に股間を押しつけてほしい」と要求し、窒息寸前までもがき苦しむのを楽しんだり、わざわざ尖らせたヒールを取り出して、「これで踏んで」と頼んだりするケースが少なくないそうだ。

 そうしたハイヒールのように、自作の「責め具」を持参する客も珍しくないという。例としては、つまようじを束ねたものを2つ持参し、「両手に持って全身を突き刺してくれ」という常連もいるとのこと。定番の鞭や縄、ローソクなどもおなじみだそうだ。

「ロープを持ってくるお客さんのなかには、自分で自分の身体を縛る人もいますよ。それが、とても手馴れているんですよ。びっくりするくらい」

 まさに「自縛プレイ」である。自宅で練習でもしているのだろうか。

 ほかにもいくつもの、「かなりマニアック」なプレイを求めるケースを聞いたが、筆者の判断でこの程度にとどめておこう。具体的な記述は避けるが、たとえば「排泄系」を求める客は、10年前とは比べ物にならないほど増えたという。

 そうしたM男クンたちは、年代にして40代から70代、企業の重役や経営者など、それなりに地位や収入のある者が多いらしい。また、「先生」と呼ばれる職業についているケースも目立つとのことだ。ある排泄系プレイの好きな60代の客は、Sさんいわく「聖職者」だそうである。
(文=橋本玉泉)

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