ワカパイが映画監督と結婚!!

女優への夜の艶技指導は監督特権!? 女優と監督はなぜくっつくのか

※イメージ画像:『井上和香 和香白書』/リバプール

 柔らかそうな天然巨乳と肉厚で艶かな唇がトレードマーク、ワカパイの相性で親しまれた井上和香がついに結婚。お相手飯塚健氏が、井上出演映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の監督と聞き「またか!」とお嘆きの諸兄も多いのではなかろうか。井上以外にも、アイドル出身ながら最近は演技派女優としての活躍が目立つ満島ひかりも出演作『川の底からこんにちは』を監督した石井裕也と、わずか24歳で結婚。

 さかのぼれば周防正行・草刈民代夫妻、青山真治・とよた真帆夫妻、さらには松竹ヌーヴェルヴァーグと称される大島渚(妻・小山明子)、篠田正浩(妻・岩下志麻)、吉田喜重(妻・岡田茉莉子)の3人も全て女優と結婚するなど、昔から珍しくない話。それにしても女優たちは絶世の美女ばかりなのに比して、監督のほうの外見については……と、思わず口ごもってしまう。なぜ映画監督はここまで女優たちを惹きつけるのだろうか?

「上司と部下が職場結婚するようなものですが、監督は現場の絶対権力者のいわばワンマン社長。撮影期間中は緊張感がピークに達する上、多忙で睡眠時間も少なく、ある種自己啓発セミナーや宗教団体の修行の場と同じような特殊な雰囲気。教祖にも等しい監督を敬愛するのはもっともなこと。また松竹ヌーヴェルヴァーグのころは、政治運動も活発な時期。高学歴で理論家の映画監督に女優が説き伏せられるのも常だった」(映画ライター)

 まるで権力を笠に艶技指導しているうちになし崩しで男女の仲になったとも取れる説だが、さにあらず。

「男に簡単にひれ伏すような弱々しい性格の女優などいません。猛々しい肉食獣が、本能的に遺伝子を残したいと思うほどの創造性あふれる才能があるからこそ、女優は監督に惹きつけられるのです」(前出・同)

 上記の監督・女優のような結婚という形をとらず、ドロドロの不倫愛が繰り広げられたケースも多い。さきごろ急逝した森田芳光監督は、現在ナンバーワン美熟女の呼び声高い麻生祐未がまだ20代のころ関係を持ち、週刊誌を賑わせていた。

 さらに名匠・深作欣二監督はもともと妻は人気女優・中原早苗だが、晩年は荻野目慶子を愛人にしていたそうだ。齢70過ぎてなお性欲抜群だった深作は、荻野目とセックスが出来なくなることへの恐れから前立腺ガンの手術を拒み、死期を早めたとも言われる。

 年老いてなお女優を惹きつける映画監督になりたいと夢見る男性も多いと思うが…。
 
「今では映画会社に入って監督を目指すというルートはありません。最低でも数千万の製作費がかかるある種の博打で勝負するからには、才能と共に強烈な運も必要。実際、年に新人監督は数十人しか誕生していません。しかもその大半がCM出身者や芸能人など異業種からの転身組で真っ新な素人はほぼいない。確率論的に言えば、プロ野球選手になれる可能性のほうがまだ高いほど」(前出・同)

 監督になって女優を狙うより、野球選手になって女子アナでも狙いますか……。
(文=ピーピング・トム・ソーヤ)

『荒川アンダー ザ ブリッジ DVD-BOX』

 
おめでとうございます!


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