マグロ男の手抜きセックス

※イメージ画像 photo by CharlotWest from flickr

 男性側の愛撫に対してほとんど反応を示さず、フェラチオもせいぜい先っちょを舐める程度、挿入に至っても体位を変えることを面倒くさがる……いわゆる「マグロ女」にあたってしまうと、セックスがいっきに興醒めな行為と化してしまう。マグロ女とひとくちに言っても、そのパターンは様々あるだろうが、多いのが「自称Mタイプ」であろう。Mとは、いうまでもなく屈辱感や羞恥心で性的興奮を得る嗜好の人を指す言葉だが、マグロ女性たちは何を勘違いしているのか、「一から十までやってもらうこと」をMと解釈しているようだ。それはマゾヒストのMではなく、マグロのMだろう! と腹立たしい思いを抱えている男性もいるだろう。

 このように、「マグロ=女性」というイメージが強いのかもしれないが、女性たちの声に耳を傾けると、「男性にもマグロ男は存在する!」と主張する。セックスとは、なんだかんだで男性主体で行なうことがほとんどかと思うのだが、男のマグロとは、いったいどのような人のことなのか? 自称マグロであるという男性に意見を求めてみよう。

 自称マグロ男性が言うには、「毎回、マグロスタンスではない」とのこと。多かったのが、「射精したいという意志は大いにあるが、寝不足や過労の時にセックスに至ってしまうと、どうしてもマグロ状態になってしまう」という理由。オトコとは、肉体的に疲労困憊していても、なぜか勃起してしまうものである。脳が、「疲労=生命の危機」と大げさに判断し、子孫を残さねばという本能から勃起してしまう、いわゆる「疲れマラ」状態だ。そういった状態でセックスを求められても、平常時のサービス精神は発揮できないという。

 逆に、「あえてマグロスタンスで臨むセックスもある」という人もいた。相手女性の魅力が乏しいケースや、ぼちぼち関係を絶ちたい相手に対しては、どうしても手抜きになってしまうようだ。正論としては、「そういう類の女性とセックスするのは失礼である!」と言いたいところだが、コンパや飲み会などの場合、「多少は妥協してでもセックスチャンスは生かさなければ損!」という「もったいない精神」が働いてしまうのだそう。関係を絶ちたいカノジョやセックスフレンドにおいても然り。情はなくとも、「ヌキたい時に股を開いてくれる女性がいる、という利便性に頼ってしまう」とのことだった。

 上記2タイプは、自覚があるマグロ男である。自覚のないマグロ男については、女性陣に尋ねてみよう。こちらも2パターンあるようで、まずはマグロ女性の変形版で「自称Sタイプ」。ひたすら奉仕をさせることをSだと勘違いしているケース。そして、風俗店に慣れ過ぎて、女性にあれやこれやとサービスしてもらうのが普通であると思い込んでいるケースもあるようだ。もちろん、風俗店の常連男性が全員マグロということではない。風俗嬢を攻めまくることに悦びを見出している人もいるだろう。

 ところで、マグロ男性のセックスとは、具体的にはどのようなものなのだろうか? 女性陣からはまず、「服を脱がせてくれなかった」というクレームが寄せられた。特別なシチュエーションでもない限り、服は男性に脱がせてもらいたい、というのが女心のようだ。特別なシチュエーションとは、着衣プレイだったり、服の構造上、他者が脱がせるのは困難な場合を指す。

 次に、オーラルプレイに関して。「あわよくばフェラチオでヌイてしまおう」という魂胆なのか、フェラチオにやたら時間を費やすのも、「マグロ男」と判定されるらしい。このタイプは、フェラチオを続行させるための労力は惜しまないようで、「気持ちいいよ」「上手だね」などのリップサービスには余念がないという。女性陣からは、「口を使うサービスなら、お世辞よりもクンニして!」と、これまたクレームがあがった。

 クンニといえば、マグロ男性でもクンニを行なう者はいるらしい。ただし、仰向け状態から体を起こすのが面倒なのか、顔面騎乗を提案するという。オトコの顔の上に跨るのが好きな女性には好都合だろうが、一般的には顔面騎乗に対して恥じらいを持つ女性が多いので、これまた不評のようだ。

 最後に、いうまでもなく「体位」の問題。体位チェンジにおいて、騎乗位に行き着くまでは積極的だったのに、女性が跨った途端、それ以降の体位変更には消極的になるのもマグロ男の特徴である。騎乗位が悪いということではないのだが、セックスはギブ&テイクで行なわれるべき行為。イケメン・巨根など、自分が「上等マグロ」であるという自信があるならまだしも、そうでないなら、真心セックスで臨むべきである。
(文=菊池 美佳子)

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