向井理、速水もこみちのように「イケメン」で「料理上手」は、もはやモテるためのデフォなのか

 今シーズン話題のドラマのひとつ、『ハングリー!』(フジテレビ系)。今、女性たちの間で「理想の彼」として必ず名前があがるモテ男・向井理が、約3年ぶりに連ドラ主演を務めている。このドラマで向井は「元ミュージシャンのフレンチシェフ役で、毒舌連発のSキャラ」を演じている。

 本人のブログによると、なんとこのドラマの画面に映る料理は「全て俺自身がやっています」とのこと。「そのために料理教室にも行きましたからね~」とも語っている。

 向井は、昨年末から今年年頭にかけて番宣をかねていくつかのバラエティ番組に出演した際に、自作の料理を披露し、その手さばきと料理のクオリティーの高さが話題になった。その様子から、役づくり以外でも普段から”作り馴れている感”がうかがい知れた。

 ”イケメンシェフ”としてテレビに出まくっている川越達也といい、料理本を出版した速水もこみちといい、今、料理上手な男が女性たちの注目を集めている(川越は本職であるから、料理上手なのは当然だが)。イケメンであることさえ得難いことなのに、それプラスの付加価値がないと、もはや「ただのイケメンじゃん」と言われかねない状態になっている。「モテ」のハードルは年々、恐ろしく高くなっている気がしないでもない。

 しかし、一方ではこんな見方もある。女性誌で恋愛ネタを担当しているライターが昨年、「恋愛」をテーマに一般女性を取材した時のことだ。「料理が上手過ぎる男は、実は世間で騒がれるほどモテないのでは?」と気づいたというのだ。

「個別のインタビューや座談会など、約20人の女性たちに『理想の彼』について語ってもらったんです。その時に速水もこみちなど”料理上手な男”についてどう思うか尋ねたところ、みんな一様に『ああ……』と困惑した表情をしたんですよ。そのワケは『男性が想像以上に料理について知識があったり、プロ並みに上手だったりすると、ちょっと引く』とのことで、実は、料理上手は必須モテ要素ではないことが分かったのです」

 女性としては、調理や片付けを手伝ってくれたり、また「たまに手料理を振る舞ってくれたり」という、この程度の「料理好き」がちょうど良いらしいのだ。

「取材した女性たちが言うには『こだわりが強過ぎるから、私が作った料理にもダメ出ししそうで、怖い』とのことでした。また『高級食材などにも詳しかったりすると”この男とつきあったら、常にこんな高い食材を食べさせないといけないのか”と、げんなりする』という人もいました」

 料理好きが高じて、名前が刻印されたMY包丁などを持っている男性は、さらに評判が悪かったという。

「この手の男性は、道具や調理している姿をも褒めてもらいたがったりしますからね。まさに、MY包丁を持っている男性とつきあったことがある女性がこう言ってました。『毎回、オレ劇場を見せられている気がして、食べる前からおなかいっぱいになる。いちいち褒め倒さないといけないから面倒くさい』と(笑)」(女性誌ライター)

 時代は変わっても、どうやらあくまで”女性の領域を侵さない程度”が本当の「モテ」のラインのようだ。

「料理ができなくても、女性が作ってくれたものをさりげなく褒めたり、片付けなどを率先してやってくれる男性のほうが、断然モテますよ。最もモテないのは、オレ劇場を見せるだけ見せて、自分が求める反応をしなかったりHをさせなかった……という理由だけで怒りをあらわにする”K兄”みたいな男性ではないでしょうか」(女性誌ライター)

 料理の腕前に自信がない御仁は、無理に学ぼうとせず、まずは”褒め”と”片付け”をマスターしたほうがいい。こちらのほうが「モテ道」に手堅く早くたどりつけそうだ。
(文=島みるを)

『召し上がれ!人妻3人クッキング』

 
男の手料理より、女性の手料理のほうがいいよね


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