ダメもとでもいい! セックスに要望を出してみよう!!

ダメもとでもいい! セックスに要望を出してみよう!!の画像1※イメージ画像:『土下座 逆ナンパ「私とHして下さい。」』

 恋人同士でもセフレ間でも、男女間の人間関係というものは、何でも言い合える仲のほうが長続きするものなのだろうか? 例えば、「自分と喋っている時に、ケータイばかりいじらないでほしい」など、気になっていることがあるのなら、ストレートに言ったほうが、後々ストレスを溜めこまずに済む。しかし、そういった性格的な部分は指摘しやすくても、ベッド上の行為に関しては、自分の意見やアイディアを、提言しにくいと考えている人もいるようだ。

 なぜ、セックス関連の事柄は言いにくいのか? その理由としては、セックス=ボディランゲージというニュアンスが強いためではないか、と思われる。確かに、セックス中にベラベラ喋る人というのは、あまり見たことがない(喘ぎ声は別)。そのため、セックスに絡むリクエストなどは、いつ、どのタイミングで、どのように述べたらいいのか、判断に悩んでしまうのだ。
 また、セックスに対する価値観は十人十色である。先述の、「相手と喋っている時に、ケータイばかりいじらないでほしい」というのは、比較的万人の価値観が一致しやすい事項だが、性行為に関しては、Aさんにとっては興奮材料になる行為でも、Bさんにとっては嫌悪感すら抱いてしまうような行為だったりもするので、提案が難しいところである。

 だが、言いたいことを飲みこんで、黙々と単調に腰だけ振っていては、飽きがくるのも早くなってしまう。相手に飽きてセックスレスになってしまうよりも、思いきって自身の要望を伝えてみては如何だろうか? といっても、「フィストファックに興味があって……」など、あまりにもハードすぎるプレイは理解を得にくいだろう。セックスに一石を投じるといっても、承認されやすい意見を出さなければ、「マニアックなヤツめ」と誤解され、今までどおりのセックスすら拒まれてしまう危険性がある。

 では、承認されやすいプレイには、どのようなものがあるのだろうか? まずは、女性が生理中の場合。「生理痛」という言葉はオトコでも知っているが、その不快感がどれほどのものなのか、オトコには分からない。女性には、睾丸をぶつけた際の痛みが分からないのと同じである。そのため、生理中の性行為については、アプローチを躊躇しているという男性が多いだろう。しかし、「生理中のセックス」は断られることがあっても、「脱がなくていいから手コキで抜いてもらえる?」という要望ならOKという女性は少なくない。ポイントは、「脱がなくてもいいから」という部分。生理中の女性が何故セックスを拒むかというと、汚れた局部や、ナプキンを着けている姿、むくんだ下腹部などを見られることに抵抗を持っているのだ。その部分がクリアされれば、手コキに応じるくらいの懐の広さは持っているという女性が多かった。但し、手コキからの発展系で「フェラチオ」に関しては、OKな女性もいればNGという女性もいるので、とりあえずは手コキまでにとどめておいたほうが無難だろう。

 次に、「オナニー」について。女性のオナニーを見てみたい、という欲求は、ほとんどの男性が持っているであろう。しかし、オナニーとは1人でするものであって、他者に見せるものではない。その1人遊びを見せてほしい、と言うのは、なかなかハードルが高いように感じる。しかし、これもリクエストの仕方で、女性の反応はだいぶ変わってくる。女性は、オナニーを行なっていること自体を伏せたがる傾向が強い。そのため、「普段やっているとおりでいいから」という口説き文句は絶対にNG。「オナニーしたことがない!」と突っぱねられてしまう。よって、「オナニーしたことがない」という彼女の主張を認めたうえで、「やったことないかもしれないけど、自分でアソコを触ってみせて」というと、意外に実演してくれるものだ。是非お試し頂きたい。

 オナニーと同様に、秘匿性のある行為といったら「排泄」も挙げられる。なお、ここでは「大」ではなく「小」について書かせて頂く。「大」は、さすがにハードルが高すぎるからだ。さて、「小」つまりオシッコを見たい場合は、なんといっても場所が肝心である。部屋に洗面器を置いて・バスルームで……などは、見る側としては見やすいロケーションだが、する側としては、「トイレ以外の場所で……」という罪悪感に苛まれてしまう。そう、だったらトイレでしてもらえばいいのだ。多少、見えにくいかもしれないが、そこは妥協しよう。言い方も、「オシッコ見せて」ではなく「トイレ見せて」「トイレついていっていい?」など、オシッコというキーワードを出さないのがポイントである。

 上記の3プレイは、もちろん人によっては拒むこともあるだろう。万人がOKするとは断言できないが、比較的軽いプレイなので、断られたとしても、ドン引きまではいかないので、どんどんトライして頂きたい。「ダメもと」くらいの軽い心持ちでリクエストしてみると、それが承認された時の悦びはひとしおである。
(文=菊池 美佳子)

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