
前篇はこちらから。
キャバ嬢のリコ(19歳)と無事に処女貫通SEXを済ませた後も、月に2度くらいのペースで会っていた。メンヘル気味のリコは向精神薬のヘビーユーザーで、定期的にリタリンなどを処方してもらっていた。それが高じて、リタリンパーティーに参加したりもしていたのだ。そのパーティー帰りに、よく筆者に電話してきた。
「ねぇねぇ、落ちないうちに会ってよぉ~」
大体こういう電話がかかってくるのは深夜だ。筆者としては付き合いきれない部分もあったのだが、未成年とのタダマンを棒に振るほど達観してはいないので、呼ばれるがままに応じていた。幸いにして、リコのパーティー仲間(すべてメンヘル女性)のほとんどが筆者と同じ新宿に住んでいたので、待ち合わせにはあまり苦労しなかった。ちなみに、リコは足立区在住。
リタリンでハイになっている時のリコは、普段と違って滅茶苦茶陽気になる。それゆえ、通常時との落差が激しくて別のコをハメているような気分になれたものだ。
そんなこんなで半年ほどが経過した。リコの感度が鈍いのか、筆者のテクニック不足か、エクスタシーにまで導くことはできなかったのだが、少しずつSEXの楽しさや愛撫の気持ち良さに目覚めつつあった時期だ。ある日のデートの際、ベッドインの直前にリコが相談してきた。
「ワタシ、今度AVに出るんだ」
へ? 驚愕である!! 半年前まで処女で、しかも男性恐怖症だったリコがAV!? 詳しく話を聞いてみると、
・渋谷を歩いているときにスカウトされた。
・筆者も知らない弱小プロダクション。
・すでに撮影日が決定。
・単体作品ではなく『企画系』作品に出演。
とのことだった。まぁ、いわゆる十把一絡げの企画女優ってヤツだ。正直ジェラシーもあり、また男性恐怖症が治りかけてきたリコの精神面も心配だったので反対したかったのだが、本人の決意は固いようだった。それに、薬代を稼ぐためにまとまった金が欲しいというのが本音のようだ。
で、相談というのはAVに出る時の演技にまったく自信がないので、いろいろと教えてほしいとのことだった。そこで筆者は、画面映えするようにフェラチオの際は唾液を思いっきり口内に含み音をたててするといいとか、アエギ声が出ないようだったらため息をしながらアーって声を出せばいいよとか、イッた演技をするときは白目を向きながら腰を小刻みに痙攣させるといいなど、かなり適当なアドバイスを行ってその場で実践させてみたりもした。
リコと会ったのはこの日が最後になった。リコと会うのはいつも向こうからの連絡によるものだった。その連絡がなくなり、そのまま自然消滅といった感じだ。じつはこの頃筆者には新たなセフレが出来ていた。じつに美味しそうにザーメンを飲みほしてくれるその新しいセフレにハマっていたのである(このコとの話はまた後日にでも)。それゆえ、あまりショックを受けることもなかった。
それから3カ月後、リコのHPをウォッチングしていると、デビュー作品の発売日と作品名が日記に書かれていたのである。さっそくそのAVを入手して鑑賞してみることにした。実の父親と義理の母親と3Pさせられる娘役のリコ。ロリ顔だったのでセーラー服を着た娘役にはまったく違和感がなかった。そして、筆者が適当にアドバイスした演技をそのまま実践していたのである。これには感動してしまった! なかなかエロくてヌけるカラミになっていたのだ。
それからも何本かの作品に出演していたリコ。ついには企画単体という括りで、女優名を全面に押し出した作品も作られたのだ。幼稚園の制服を着たロリ顔のリコが悪戯されてハメられるというその作品はそれなりに話題にもなり、リコの女優としての知名度がアップしたようでもある。AV雑誌の表紙を飾ったりもしたので、ロリマニアの人気が高かったのだろう。
しかし、所詮はメンヘラーである。現場で年上の女優にイジメられたことをきっかけに、あっさりと引退してしまった。次にリコが就いた職業は『ソープ嬢』。そのソープランドは吉原の中でも高級店に挙げられる老舗処だ。ロリ顔&元AV女優というウリのおかげで、そこそこ稼げていたようだ。そんな様子をHPを介して観察する筆者。筆者に処女を捧げてからまだ1年も経っていないというのに、もの凄い波乱万丈ぶりである。
ソープに勤め始めて数カ月もすると、指名に陰りが見え始め稼ぎにくくなってきたようだ。きっとテクニック不足&メンヘラ特有の不思議チャンぶりのせいなのであろう。まだまだこの店で稼ぎたいと判断した様子のリコは、新たな手段に出た。ピル着用の生ハメ&中出し解禁である。リコの勤める店ではスキン嬢と生OK嬢が半々くらいだったのだが、やはり生OKだと指名率が上がるようだ。そのおかげで稼ぎがよくなってきたことをHPの日記に書いていた。筆者との数十回にも及ぶSEXはすべてゴムハメだったので、その中出し解禁を知った際にはかなり心が揺れた。客として行って驚かせようか? それともしれっと電話してデートに誘ってみようか? としばらく逡巡の日々を送っていた。
そんなある日、リコの日記で彼女が性病にかかったことを知る。あまり深刻な性病ではないようなので、クラミジアかヘルペスだと思われた。危うく性病をうつされるところだった。この日記を読んで筆者は心底安堵したものだ。数週間ほど休んだ後、完治したようでまたソープ勤めに復活するリコ。しかし数カ月後また性病にかかったようで、それをきっかけにソープを辞めてしまった。と同時に、筆者がずっとウォッチングしていたHPも閉鎖してしまったのだ。リコのHPを覗くのが日課になっていたので、これは相当ショックだった。
だが、リコはメンヘル仲間のHPの掲示板に頻繁に書き込みをしていたので、消息を知ることは引き続き可能だった。次にリコが選んだ職業は『チャットレディー』。パソコンの前にWEBカメラを設置して、TV電話のような感じで異性とエッチな会話を楽しむというアレである。そこで筆者は第三者を装い、リコと会話をしてみることにした。向こうの様子はWEBカメラで丸見えだが、コチラの様子はキーボードによるチャットだけなので正体がバレる心配はない。数十分ほど当たり障りのない会話でチャットを楽しむ。こちらの指示通りに脱いでくれたり、オナニーを見せてくれたりとなかなかの従順ぶりだった。リコは過去の経歴をすべて隠してフリーターという設定でこのチャットサイトに登録していたのだが、こちらはすべてお見通しである。処女喪失の経緯からAVデビュー、ソープ勤め、性病履歴などなど何もかもである。そんなことを露とも知らず懸命にコチラの相手をするリコ。その様子を見て筆者は燃えに燃えて、PC画面の前で激しく息子をしごいたものである。そして頃合いを見計らって聞いてみた。
≪ねぇねぇ、君ってAV女優の●マ●●チ●に似てるよね? もしかして本人?≫
それまでノリノリで会話していたのだが、この質問をすると途端に接続が切断されてしまった。よほど触れて欲しくなかった話題だったのであろう。筆者とリコの邂逅はこれが最後になった。
数カ月後にはチャットレディーも辞めてしまったようだ。そして、ほぼ同時期にリコが頻繁に書き込んでいたHPの管理人がオーバードーズで死んでしまった。それに伴いHPが閉鎖されてしまい、ついにリコの消息を知る手段が潰えてしまったのである。リコの本名のフルネームも住んでいる大体の住所も把握していた筆者ではあるが、これ以上の深追いはせずそっとしておくことにした。
それから数年後、とあるデリヘルのHPでリコを発見!! 期待のロリ顔新人として紹介されていた。すわ、遊びに行くか! と思ったが、そのデリヘルは指名振替で有名な悪徳店だった。当時は、在籍していない女性の顔写真を平気でHPに掲載する悪徳業者が数多く横行していたのだ。案の定、半月もしないうちにそのHPは閉鎖されてしまった。やはり振替、写真詐欺の悪徳店だったのだろう。
19歳で筆者に処女を捧げたリコも生きていれば今は28歳。いわゆるアラサーである。筆者が足跡を追えなくなってからどんな人生を送っているのか気になるところではある。筆者の自宅には、リコが幼稚園の制服を着て微笑んでいるジャケットのアダルトDVDがいまだに保管されている。時折そのDVDを見ながら自慰に耽るのだが、何十回見ても飽きることなくヌけるので、これから先も見続けるのであろう。
そして現在、カリビアンコムや一本道といった無修正動画サイトで彼女の芸名を入力して検索すると、何本かの出演作品がヒットする。もうこれ以上撮りおろしの新作が増えることはないと分かっているのだが、定期的に検索してしまうのは筆者の未練のなせるワザなのだろうか?
(文=所沢ショーイチ)
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