「美魔女」が日本を席巻!? 熟女たちはなぜ脱ぎたがるのか

サイト「美STORY」より

 「美魔女」という言葉を聞いてピンと来たメンズサイゾー読者のあなたは、実は「熟女好き」なのでは? 主に中年女性の間で使われているこの「魔女」という言葉だが、『魔女たちの22時』(日本テレビ系)をきっかけに、広く使われるようになった。この番組では、何らかの意外性をもつ女性を「魔女」と呼称しているが、その中でも特に「年の割に若く見える美女」が数多く登場する。同番組が世のマダム層の支持を集めた結果、「魔女」=「美熟女」といった用法が世間に定着するに至った。したがって、さらに「美」の字をひとつ余計に冠した「美魔女」ともなれば、ものすごく美人のオクサマ方のことを指すのだろう。

 現在、雑誌「美STORY」(光文社)のサイトではそんな「美魔女」たちを集めて、「国民的”美魔女”コンテスト」なる企画が実施(http://be-story.jp/articles/-/729)されており話題になっている。

 サイトのトップ画像には、8月の予選を勝ち抜いた、計20人の「美魔女」たちが並ぶ。確かにその大半は「年齢を感じさせない」美女なのだが、画像加工ツールを使った「美白補正」をかけている可能性が高い。また、この画像によく目を凝らしてみると、「減色処理」と「ディザリング処理」のふたつの加工が施されていることが分かる。減色処理によって肌の細かいシワなどを分かりにくくした上で、ディザリング処理によって、それを自然な写真に近づけているのだ。この技法は、かつては画像のファイルサイズの軽減などのために利用されていたが、現在では、主に写真の「生々しさ」を緩和する効果を狙って利用されている。

 サイト内には、2万円近い値段の高級化粧品の広告が堂々と鎮座。アラフォーマダムたちならではの「バブル精神」をまざまざと見せつけられる思いで、ポストバブルの草食系男子は戦慄あるのみだ。

 なお、一部のブロガーたちの間でまことしやかに語られている噂によると、このコンテストの優勝者は、ヌードを披露する運びとなっているらしい。「すでにグランプリは内定しており、ヌード動画も撮影済」という話も聞かれる。

 そんな背景には、現在、30代以上の女優のヌード披露が全盛となっているという事情もあるだろう。今年4月には、草刈民代(44)や杉田かおる(45)が渾身のヌードを披露したし、昨年6月には、歌手のhitomiが33歳の「妊婦ヌード」に挑戦。02年に当時50歳で撮影に臨んだ松坂慶子の「大御所ヌード」なども記憶に残っている。30代以上の「熟女」層のヌードはいまや当たり前に。

「いわゆる『女性向けヌード』でしょうね。男性からしたら、若い女性のヌードのほうが需要があるわけで、『熟女ヌード』や『妊婦ヌード』は、女性の目線を強く意識したヌードと言えるでしょう。脱ぐほうとしても、女性向けだったほうが、抵抗もないのでは」(アダルト書籍編集者)

 だが、そんな傾向に対して「若いうちに脱いでおけばいいのに……」とため息をこぼしている男性も多いハズ。「熟女モノ」の市場は年々拡大してはいるものの、それでもアダルト業界全体からすれば、一部のマニア層向けの商品に過ぎない。

「整形とか化粧で盛り上げた美熟女って、シワが分からないくらいの明るいところでは確かにイイんですけど、薄暗いところで見ると、すごく怖いんですよネ……」(アダルト書籍編集者)  

 Google画像検索で、世界の女性のヌードがいくらでも観賞できる現在。この企画から「美魔女ヌード」が誕生したとしても、それは男性向けのものではなく、同年代の女性を惹きつけるためのコンテンツとなるのだろう。

 また、「美魔女」層を対象とする雑誌には、「気になるカレを誘惑」とか、「愛される私」といったような、より若い層にはキャッチーな言葉がほとんど登場しない点にも注目したい。要は、「美魔女」というのは、「同年代のオバハンよりもキレイなアタシ」なのであって、それを同性に見せつけたいがためのヌード披露なのではないだろうか。

 余談だが、西欧の迷信の中での「魔女」といえば、ホウキにまたがって空を飛ぶ姿が有名だが、彼女たちが空を飛ぶのは、「悪魔との乱交儀式」に参加するためだとされている。かつては悪名高い魔女狩りの行われた地において、「魔女」という語に肯定的なイメージはなく、「ビッチ」の最終形態のような扱いのようだ。そんなことを知ってか知らずか、「美魔女」を自称する日本のアラフォー女子たちは、衆目に裸体を晒したがる……。なんと罪深きかな!!

『魔女と魔術の事典』原書房

 
図版見てるだけでも楽しい


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