
トコショーと“アラ還”のバツイチ女性
筆者がオナニーを覚えたのは中学1年生の秋のことだ。当時はネットなんてものは存在せず、エロ本やエロビデオも気軽に入手できるような環境ではなかった。
そこでオカズとして一番役立ってくれたのがテレビの“歌番組”だった。
河合奈保子ちゃんや中森明菜ちゃんが歌っている姿を見ながら妄想を膨らませ、チンコが真っ赤になるまでシゴきまくったものである。
当時、筆者のようなオナニー方法はごく一般的なものだったはず。
しかし現在はどうだろう? 歌番組を見ながらオナニーできる中高生がどれくらいいるのだろうか? きっと圧倒的な少数派なのだろう。
妄想力や想像力を鍛えることなく大人になってしまう男性が増え、その結果日本の少子化に拍車がかかっているように思えてならない。
この日本という国を愛してやまない筆者は、本気で心配している。道徳教育の一般として“歌番組”をオカズにしてオナニーできる少年を増やすべきだと思うのだ。
ある平日の昼下がりのこと。いつものように複数の出会い系サイトを物色していると、ひときわ異彩を放つ書き込みを発見した。
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アラ還でもいいでしょうか?
この年齢になって恥ずかしいのですが、セフレとしなくなって3年になります。
こういうサイトは怖かったのですがどうしても相手を探してみたくなりました。
今日の夕方あたり、池袋でお会いできる方はいませんか?
私の年が年なので、若すぎる男性はごめんなさい。
11月0*日14時02分
受付メール数:0/5
♀アケミ
58歳
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この書き込みを見た際、まず“アラ還”という単語に違和感を覚えた。出会い系サイトにおいて、似つかわしくない言葉だったからだ。
これは“アラウンド還暦”のことだろう。
この書き込み主のアケミさんは58歳とのこと。そう、つまり還暦間近なので“アラ還”というわけだ。
一般的な30代から40代の男性にとっては、かなり難易度の高い相手と言えるはず。
しかし、筆者は違う!!
現在58歳ということは、河合奈保子ちゃんと同じ年齢だ。だったら余裕で抱けるぜ!!
こういう思考回路になっているのは、中高生時代にオナニーで鍛えた妄想力と想像力の賜物なのだ。
このアケミさんには3年前までセフレがいたらしいので、彼女の性欲はかなり強いほうなのだろう。それに年齢から考えると妊娠の心配もないので安心して生ハメを楽しめそうではないか!
筆者は熟専でもなくロリ専でもない。
生きとし生ける全ての女性が好きなので“女専”なのである。
というわけで、怖いもの見たさ半分のノリでこのアケミさんにアタックすることに。
いつものようにこちらの年齢のサバを読んでしまうと彼女が引け目を感じてしまうかもしれない。そこで正直に“現在53歳”と告げアプローチ。
すぐに話がまとまり、その日の夕方に池袋で待ち合わせすることになった。
待ち合わせ場所に現れたのは中肉中背のどこにでもいそうなオバサンだった。
マスクのせいで顔の良し悪しは不明だが、そのシルエットが化け物級じゃなくて一安心。
いつものノリで話しかけ、池袋北口から歩いて5分のところにある激安ラブホに向かう。
室内に入りマスクを外すアケミさん。彼女の顔はなんとなく女優の「池波志乃」に似た感じだった。
化粧では隠しきれない目元のシワや頬のシミがあったものの、筆者にしてみれば0.1ミクロンにも満たない誤差のようなものだ。
よしッ! コレなら余裕のよっちゃんだゼ!!
手洗いとうがいを終えた後、まずはおしゃべり。
「アケミさんは出会い系サイトを使うの初めてなんだよね」
「は、はい。こんなオバちゃんで恥ずかしいけど、どうしてもムラムラが抑えきれなくて…」
「3年前にセフレと別れてからずっとシてなかったの?」
「相手が全然見つからなくて」
「本当に不公平だよね。男ってのは60歳を過ぎても金さえあれば簡単に相手が見つかるのに」
「ですよねぇ。私も女性用風俗とか考えたけど、やっぱり怖くって…」
「うんうん。ああいうのって勇気が必要だよね」
「そういうショーイチさんはよく遊んでるんですか?」
「ん? アケミさんのほうが年上なんだから“ショーイチさん”は止めてほしいな」
「じゃなんて呼べばいいですか?」
「ショーちゃんとかどう?」
「じゃ、ショーちゃんはよく遊んでるんですか?」
「お、俺は月に1、2回程度かな。アケミさんと同じでムラムラが抑えきれない時に遊ぶ感じかなぁ」
「フフ、まだまだ元気なんですね」
「アケミさんはセフレとどれくらいのペースで会ってたの?」
「私も月に1、2回程度でしたよ。その彼と関係が終わった時、もうエッチはしなくていいかなって思ってたけど、やっぱり我慢できなくて」
「そうだよね。女性は死ぬまで性欲が衰えないっていうからね」
「でも、ショーちゃんはこんなオバさんで良かったんですか? 若いコだってたくさんいるのに」
「俺は相手の年齢を気にした事なんてないんだ。エッチって年齢とかじゃなく、相性のほうが大事だと思うから」
「フフ、それってさんざん遊んできたから言えるんじゃないですか?」
「そんなことないよ。俺の容姿を見れば想像できるでしょ? 全然モテなさそうだし、チャラくなさそうでしょ?」
「えぇ? でも、会話とかエスコートとか、慣れている感じですよ」
「そ、そんなことないって。これでも緊張しているんだから」
月に1、2回しか遊んでいないという嘘がバレる前に話題を変えることに。
貯金ナシ、人望ナシ、彼女ナシの低スペック男でも、出会い系ならセフレが作れる! おれに初めてセフレができたので彼女とはできないド変態プレイをやってみた 望月あやか この記事を読んでいる全ての男性に分かってほ