エロ本編集者とハメ撮りモデル/ブッ飛び素人モデルFile152
1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(51歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。 そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。 |
二次会のホテル飲みで乱交/美加(38歳・主婦)
突然ですが、みなさんは3P、もしくは乱交といった複数プレイをした経験はおありですか?
先日、何気なく3P系のAVを見ていた思ったんですが、ごく普通の一般常識を持った人たちに囲まれて、ごく普通に生活していたら、複数プレイする機会って、ほとんどないよなぁ、って。
そりゃぁ、エロ本編集者なんて仕事をしていた関係上、僕にはありますよ。
でもそれも、エロ本の企画撮影であったり、プライベートにしたって仕事きっかけで通うようになったハプバーでの出来事であったり……やっぱり、僕が普通じゃない生活を送っていたからこそ、なんですね。
で、そんなことを考えている最中に、ある素人モデルさんが言っていたことを思い出したんです。
それが「ホテ飲み」。まぁ、察しは付くけど、何それ? って方がほとんどですよね。
そう、「ホテ飲み」とは「ホテル飲み会」の略でして……。
その日は、茨城への出張撮影。
モデル応募の電話があったのですが、都内まで出向くのが面倒らしく、
〈こっち(茨城)まで来てもらうことは出来るんですか?〉
と言われたので、茨城くらいだったら、まぁいっか、ということで……機材を積んで車を走らせたわけなんですが……。
相手は茨城在住の主婦、美加さん。結婚8年目でセックスレス歴5年という、38歳のちょいポチャ主婦でした。
「夫としてないってだけで、ちょいちょい遊んでるんですけどね。それでも、ここ1年はつまみ食いもしてなかったかなぁ」
とのことで、よっぽど欲求不満が溜まっていたのか、モデルのバイトだということも忘れて悶えまくり(笑)。
本番撮影が終わってグッタリしながら、ベッドに並んで横に寝そべって話しているときも、ずっとチ〇コを触ってくるもんだから身を任せていると……。
「あはっ、また勃起してきましたね。舐めてもいい?」
なんて、カメラがなくても勝手にフェラしてくれたりして。
そんな主婦が相手だったもんで、茨城まで来た甲斐あったわ、と。そりゃもう、楽しく撮影を終えることができたんですね。
で、ギャラの支払いを済ませ、荷物をまとめて帰りましょうかということになったときのことです。
「あ、荷物、持ちましょうか」
と彼女が気を遣って言ってくれたんです。
でも、このとき利用していたホテルというのが、大都市の歓楽街にある、1階に部屋パネルとフロントがあるようなラブホと違ってまして。
地方や郊外によくある、ロッジ型のラブホテル。各部屋と駐車場が一体になっていて(1Fが駐車スペースで2階が個室)、フロントなんてものを通らずに部屋に入れるタイプのラブホだったのです。
なもんで、
「大丈夫ですよ。荷物も両手で持ったら終わりだし。車がすぐ下に停められるんだもん、こういうラブホ、都内にはほとんどないけど、撮影には便利ですよねぇ」
なんて答えたんですが……。
次に、彼女の口から飛び出たのが……そう、「ホテ飲み」という単語だったのです。
「ですよねぇ、フロント通らないもんで何人で入ってもバレないから、ホテ飲みもできますしねぇ」
「ホテ飲み? なにそれ?」
「え、ホテ飲み、知らないですか? え、茨城だけなのかな?」
ってな話の展開になりまして……駅まで彼女を送る道すがら、ホテ飲みエピソードを披露してもらうことになったのです。
まあ、ずいぶん前(飲酒運転が厳罰化される前)のことなので、果たして2021年の今現在でも茨城にホテ飲み文化が残っているのか、そもそも、美加さんの仲間内だけで一時期はやっていただけのことなのか……定かではありませんので、その上で読み進めていただきたいのですが。
美加さんによれば、ホテ飲みは合コンの1次会の後、ラブホで行う2次会のことを言うんだそうで。
男子「ねぇねぇ、2次会どうする?」
女子「カラオケしたーい」
女子「お酒があれば、もう食べ物いらなーい」
男子「じゃあ……酒買って、ホテ飲みすっか」
って感じで、飲酒運転でロッジタイプのラブホに流れるんだとか(あくまでも当時の話ですからね。飲酒運転、絶対ダメ)。
で、ラブホで合コンの2次会となれば男子たちは「王様ゲーム」をやりたくなるわけで(笑)。
その流れで乱交というのは、容易に想像がつくわけでありますが……。
気になったので、美加さんに聞いてみたんです。
「ホテ飲み、美加さんもしたことあるの?」
すると、返ってきた答えは「Yes」。
以下、美加さんのホテ飲み体験談です。
美加さんを合コンに誘ってきたのは、同年代で仲良し主婦友のA子さん。
「私、パート先の年下のバイト君を狙っててさ。飲みに誘いたいんだけど、いきなり1対1だと警戒されそうだから合コンに誘うと思って。美加、来てくれるよね」
「へー。向こうも1人、男子連れてきてくれるんだったらいいよぉ」
と、軽い合コンノリでOKしたそうなんですが……。
「へぇ、孝彦くんは昔バンドやってたんだぁ」
「浩司くんの趣味は?」
なんて、年上主婦がリードする形で進行した1次会。
すると、2時間ほど飲んだ頃合で、A子さんが「ホテ飲みしない?」と提案してきたんだそう。美加さん、
(こいつ、孝彦君とイチャイチャしたいの丸見えなんですけどぉ)
と思いながらもラブホに場所を移し、ホテ飲みに突入したそうなんですが……。
ラブホでは、孝彦君とA子さんがベッドのふちに座って仲良さげに密着トーク。一方、美加さんは浩司君とソファに並んで座るものの、奥手なのかシャイなのか、浩司くんがモジモジしている様子で会話が弾まない2人。
すると、そうこうしているうちに、A子さんが孝彦君をベッドに押し倒し……美加さんたちをよそにチュッチュし始めたそうで。
その当時を、美加さんが振り返ります。
「私と浩司くんの目の前でキスして、孝彦くんの手を取ってオッパイ揉ませたりしてるんですよ。そしたらこっちも、ヤラないといけないような気になるじゃないですかぁ(笑)」
美加さん、顔を赤くして下を向いてる浩司君に小声で言ったそうですよ。
「私たちも……する?」
って。で、下を向いたまま頷く浩司君をソファに押し倒して……ってな具合だったそう。
ホテ飲み。エロいの大好き人間にとっては、いいシステムですよねぇ。元ヤンが多い印象の(失礼!)、茨城ならではの文化だったんでしょうか?
まあ、都市部では、複数で入ってもバレないラブホがない代わりに、ハプバーに流れるって手もありましたからね。合コンの2次会でエロい展開に持っていくというのは、一部の人たちの間では普通に行われてたんでしょうけど……それが可能なハプバー自体が、いまではだいぶ摘発されて、なくなっちゃってますからね。
あ……ビジホなら、フロント通らずに部屋に上がれるホテルがありますね。もしかしたら大都市圏でも、ビジホでホテ飲み乱交してる人たち、いるかもしれないですね。
(文=川田拓也)