「無償の愛の伝道師」トコショー、今日もイク
愛撫もせずにすぐ挿入したがる男というのは、人として何かが欠落しているのだろう。
そうした男は本当のセックスを知らずに生きていることになるので、可哀そうに思えてしまう。
しかし、もっと可哀そうなのはそんな男のパートナーの女性だ。天から与えられたギフトなのにそれを知らないまま生涯を終えてしまうだなんて、不幸としか言いようがない。
10数年以上も前から筆者は「無償の愛の伝道師」を自称している。無意識に名付けたのだが、これは神からの啓示によるものなのかもしれない。
これからも不幸な女性を救うため、出会い系遊びに邁進したいものである。
いつものようにアチコチの出会い系サイトを物色していると、筆者愛用の【イククル】(https://www.194964.com/)で気になる書き込みを発見した。
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今日の夕方に渋谷で会えますか?
20歳の専門学生マオミです。
最近ヒマを持て余してるので、私と遊んでくれませんか?
あまり愛撫された経験がないので、優しくリードしてくれる男性希望です。
まだこういうのに慣れていないから、余裕のある大人の男性だと嬉しいです。
6月0*日15時02分
受付メール数:1/5
♀マオミ
20歳
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愛撫された経験が少ないというマオミちゃん。
ご奉仕することにかけては絶大なる自信を持っている筆者。どんな相手だろうと、クンニの最中はその女性のことを心の底から好きになれる体質なのだ。
52年間彼女ナシ、付き合いのある友達もゼロ、もし今筆者が死んだとしても葬式に参列してくれるのは仕事関係の人が数人程度だろう。
そんな筆者だが、女性にご奉仕している間だけは己のレゾンデートルを確認することができるのだ。
というわけでこのマオミちゃんにアタック開始。
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初めまして、マオミさん。
都内の会社員、ショーイチ・40歳です。
先ほどマオミさんの書き込みを見ました。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、是非マオミさんと楽しい時間を過ごしたいです。
今日はずっとヒマしているので、待ち合わせは何時になっても大丈夫ですよ。
あ!
お返事貰えたら私の写メを送りますね。
それを見てからでいいので、検討してくれたら嬉しいです。
では!
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定番のファーストメールを送信すると、数分もしない内に彼女からの返信が届いた。
そこからすぐに話がまとまり、渋谷で待ち合わせすることになった。
待ち合わせ場所はマオミちゃんが指定したファミリーレリーフ前。
最近渋谷に足を運ぶ機会が減っているので、ファミリーレリーフと言われてもピンとこない。すぐにググって場所を確認。
そして約束の10分前にファミリーレリーフに無事到着した。
すると、すぐに背後から声をかけられた。マオミちゃんだった。
あらかじめメールでこちらの服装を伝えていたので、すぐに筆者だと分かったのだろう。もしかすると、少し離れたところからこちらを見てブッチするかどうか考えていたのかも?
「あのぉ、ショーイチさんですよね?」
「あ、うん。ま、マオミちゃんかな?」
「はい。そうです」
「もう着いていたんだ。今日はよろしくね」
挨拶を交わしながら彼女を観察。マスクのせいで顔のほとんどが隠れていたが、大きな目が印象的だった。否、化粧のせいかもしれないが大きすぎる目だった。
体型はちょいポチャといった感じで決してデブではなさそう。これなら余裕でチンピク案件だろう。
「実物の俺はこんな感じだけど、大丈夫そうかな?」
いつものようにこちらの顔を見せてから最終確認を行う。
「あ、はい。全然大丈夫です」
「そ、それじゃあ、このままホテルに向かうってことでいいかな?」
「はい。よろしくお願いします」
道玄坂を上りホテル街に向かう。徒歩5分ほどでラブホに到着。渋谷で遊ぶ際に筆者がいつも利用している定宿とも呼べるところだ。