2019年12月にムーディーズ専属女優としてAVデビューを果たし、瞬く間に世の男性のハートをキャッチした八木奈々ちゃん。メンズサイゾーでも読者投稿コーナー【エロ川柳】の選考委員を担当してくれている彼女が、1周年記念インタビューを受けてくれた。AV界の至宝にとって、この1年は大きな成長をもたらしてくれたようだ。
【八木奈々プロフィール】
ムーディーズ専属AV女優。
生年月日:2000年9月3日
スリーサイズ:B82・W56・H86(cm)
公式Twitter(@yaginana0903)
1周年記念インタビュー
――いつも【エロ川柳】の選考を担当していただき、ありがとうございます。
八木奈々(以下同):こちらこそいつもありがとうございます。毎月恒例という感じで私も楽しみにしています。
――12月でデビュー1周年でしたね。
あっという間でいろんなことがギュッと詰まった1年でした。
――ピュア美少女としてデビューして成長した?
デビュー前の私は自撮りもしたことない、SNSもやったことないっていう状態で、同年代の子たちが普通にやっていることを何も知らなかったんですけど、この1年でいろんな経験をさせてもらいました。
――そういえば、ウチで連載してもらっている美谷朱里さんがコラム(※)で大絶賛していました。すごい逸材だって。※美谷朱里『幻想AV論:八木奈々編』
美谷さんとは2019年のムーディーズの忘年会でお会いして、少しご挨拶させていただきました。確か、そのときもすごく褒めてくださったのを覚えています。
――美谷さんは「ムーディーズには大事に育ててほしい」っ言っていました。AV界の宝だからと。
そんな風に褒められると照れちゃいます(笑)。
――デビュー作は業界内でも大評判でした。
そう言っていただけると嬉しいです。
――12月発売の1周年記念作品は、このデビュー作と浅からぬ縁があるようですね。
監督さんが同じなんです。それと、撮影日もまったく一緒。
――デビュー作を撮影したちょうど1年後に1周年記念作品を撮ったということ?
そうなんです。
――それはメーカーさんが粋な計らいをしたね。
ありがたいです。
――デビュー作のことはよく覚えています?
撮影前は不安で三日間寝られませんでした(笑)。この撮影をしたら「人生が変わる」という覚悟があった分、踏み切れない自分もいたのかな。ご飯も喉を通らないので少し体調を崩しちゃいました。
撮影当日も何も食べられないし、現場では誰とも話せず…。最初のエッチの前に泣ききるくらい泣いちゃいました(笑)。でも、初めてのエッチが終わった後、ちょっと気持ちが軽くなったんですよね。少し安心できたというか、自分で選んだ道が明確になって腑に落ちた感じがしました。
――初エッチで不安が和らいだ?
不安はずっと(笑)。
――ずっと?
デビュー作は撮影から発売までの期間が4カ月くらいあったんですけど、その間、ずっと不安でした。
――それはデビュー前の緊張みたいな?
というより、「私の作品を見てくれる人がいるのだろうか」っていう不安でしたね。たとえ見てくれたとしても喜んでくれないんじゃないかって。
――自分が受け入れられるか心配だったんだね。
プロデューサーさんとかは「絶対売れる」って言ってくれたんですけど、そういう言葉も信じられなくて…。デビューのひと月前にTwitterを始めたんですけど、そのときフォローしてくれた人たちのことも、「実は機械的な何か」じゃないかって疑っていたくらい…。
――デビュー作の反響は?
すごく覚えています。デビュー作が発売されてTwitterのフォロワーさんが一気に増えて、それがすごくうれしかったですね。数字がすべてじゃないというのはわかるんですけど、数字が大きくなるのは単純にうれしい(笑)。
――デビューイベントも大盛況でした。
実はイベントも怖かったんですよ。チケット自体はおかげさまですぐに完売となったんですけど、来てくれた人が実際の私を見たら幻滅するんじゃないか…って。私、地味だし華がないので、残念がるんじゃないかって心配でした。
――確かに派手なタイプではないけど、それが八木さんのいいところだからきっとファンの方もイメージどおりだったと思いますよ。
ファンのみなさんはホントに温かい方ばかりなので、いつも楽しく交流させてもらっています。コロナの影響でイベントはほとんどできていませんので、早くみなさんと会いたいです。
――2020年は撮影自体も大変だったかと思います。デビュー1年の間で印象に残っている作品などありますか?
全部が印象的ですけど、個人的によく覚えているのは禁欲して撮影に臨んだ作品かな。
――『激イキ259回!膣痙攣4900回!イキ潮10000cc! 禁欲焦らしオーガズム大覚醒スペシャル!!~30日間溜め込んだ性欲が爆発した一日~ 八木奈々』ですね。
禁欲ということに人生で初めて挑戦したんですけど…。禁欲しても何も変わらない気がしていたんですけど、この撮影では乳首でイクことができたし脳イキみたいなことを経験したので、よく覚えています。
――感度が高まったのかな?
いつも以上に気持ちいいっていうより、いつもより早くしたい…っていう感じでした。前のめりになったというか。待ちの時間も次のシーンが楽しみだったり(笑)。
――積極的になったんですね。
具体的に何かしたわけじゃないんですけど、作品の中では「私が求めている表情」が出ているはずなので、それを見ていただけたらいつもと違う八木奈々を感じてもらえるんじゃないかな。
――1周年作品の『史上最もピュアなAV女優八木奈々デビュー1周年作品 台本無しのリアル 生まれて初めて男性と二人きりでイク一泊二日の素顔剥き出しハメまくり温泉旅行』も好評です。
デビュー作の監督さん(嵐山みちる)が撮ってくれた作品で、すべてのカラミをその監督さんとしました。
――ドキュメンタリーチックな内容ですよね。
温泉旅館に一泊二日して、ひと夏の思い出みたいな感じで花火したり夕日見たり…青春っぽいことをさせていただきました。男性とふたりきりでドライブしたこともなかったので、最初はやっぱり緊張しましたね。
――台本は?
そいうのも一切なし(笑)。とにかく「素の自分」がテーマだったので私自身でカメラの前に立ちました。実はデビュー作も素の自分だったので、1周年記念の作品のテーマもそうなったのかも。
――1年前の素の自分と今の素の自分に変化はありました?
かなり変わったと思います。なんていうか、もともと私は自分に対してコンプレックスがあって、自分のことを好きになれなかったんです。でも、1周年記念の作品を撮っていただいて、「私なんて…」とか「こんな私ですけど…」っていうネガティブな自己評価から「これが私です」って肯定できるようになった気がします。
――すごい成長ですね!
自分のことを出し切ることができたので、良い評価も悪い評価もちゃんと受け止めたいって思えました。
――来年も楽しみです。
2周年記念とかも撮れたらうれしいな♪
八木奈々のオナニー、性癖、性感帯
――初めてのオナニーは?
多分ですけど中学生のころかな。オナニーっていう自覚はほとんどなくて、「これ気持ちいいかも…」っていうふわっとした感覚でした。
――なにをしたの?
シャワーを当てていました(照)。それがきっかけですね。イクっていう感覚はなくて、なんとなく気持ちいいからシャワーを当てていた感じです。オナニーっていうのを自覚したのは、デビュー後ですね。それでも、ベッドとか部屋でしたことはなくて、今でもシャワーを当てています(笑)。こうなったらシャワーオナニーを極めたい(笑)。
――好きな体位などありますか?
顔が見える体位ですかね。目と目が合っていると気持ちいいと感じるんです。ちゃんと入っているというより、ちゃんと向き合っているということのほうがしっくりきますね。
顔が見えないと頑張って見ちゃうんですよ(笑)。バックのときとか、無理にでも見ようとしちゃうから変な格好になっちゃう(笑)。だから、対面座位とかが好きですね。安心できるんですよ。抱きつけるしキスもできるし、上手に動けないけど気持ちいい。
――性感帯は?
たぶん乳首ですね。クリトリスか中だったら中派です。でもやっぱり乳首が一番感じるかも。舐められるのが好きなんです。
AVのこともエッチについてもほとんど何も知らずにAVデビューした八木奈々ちゃん。そんなピュア美少女が今やAV界の次世代スターとして人気を博す。AV女優になったことを「後悔」しないため、彼女は「やりきる」と力強く語ってくれた。2年目の彼女もまだまだ進化をするに違いない。
(取材・文=メンズサイゾー編集部)