【エロ体験談】読モと朝ナマ

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※イメージ画像:Getty Imagesより

 

 2017年2月に募集をはじめ、今や当メンズサイゾー屈指の人気コーナーに成長した【エロ体験談】。読者の皆様や投稿者様のおかげで、今年の2月で連載スタートから3年が経ちました。この3年間で投稿されたエロ体験談は、なんと1000本を超えました!

 今回の賞金レースの対象は、2020年12月15日~12月24日配信のエロ体験談になります。結果発表は29日。今回は果たして、どんなエロ体験が生まれたのでしょうか。それでは、本日の体験談をどうぞ!

 

『読モと朝ナマ』
投稿者:あしっどじゃず(45歳/男性)

 もう20年も前のお話。

 当時は学生でテレビ局の制作のアルバイトをしていた。まあ、制作といってもほぼ使いっぱしりではあったのだが。

 担当していた番組は主にバラエティ番組。とにかくセットの準備から本番、後片付けまで日々大変だったが、普段会えないような人たちと会えるのがある意味モチベーションになって続いていた。

 その担当していた番組の中で、読者モデルが多く参加する番組があった。

 とにかく一番下っ端なのでせわしなく走り回っていたのだが、その中でも特に一番人気のモデル、由美子さん(仮)は人使いが荒かった。飲み物からちょっとした小物までなんでもかんでもお願いされるので、いつしか顔を覚えられるようになった。

 ちなみに由美子さんにはちょっとした噂があった。なんでも、ものすごい部屋に住んでいて、毎日とっかえひっかえ誰かを連れ込んでいるという。そして夜、彼女に連れて行かれた人は翌日から仕事に来なくなる…という都市伝説に近いものだった。

 しかし、由美子さんはとても可愛らしい顔つきで胸は大きく、腰はくびれていて、そりゃ人気が出るわというような抜群の見た目をしていた。

 そんなある日、読者モデルさんとスタッフで番組の打ち上げが行われることになった。

 普段は翌日学校なので辞退するのだが、その日は偶然金曜日だったので参加することにした。

 会場は普段絶対に行かないであろう高級焼肉店。仕事終わりに先輩スタッフにつれられていく形でお店に向かった。二十歳そこそこの学生には縁のないお店なので、入り口に立っただけでドキドキしたのを覚えている。

 店員さんに個室へと案内され、先輩に促されて一番端の席に座ることになった。

 しばらくすると読者モデルの皆さんが到着した。もちろん由美子さんも参加していた。由美子さんは読者モデルの中でもいつも中心的存在なので、自然と真ん中あたりの席に座った。

 部屋の真ん中あたりではプロデューサーさんやディレクターさんとモデルさんたちが楽しそうに談笑している。口下手な自分は完全に場にのまれていて、隣に座った先輩と話しながらひたすら焼肉を食べていた。高級店だけあって料理はとにかくすべてが美味しかった。

 しばらくして、最初に座った席から皆が徐々に動き始めた。皆、色んな人と話をしている。何人かは先に帰り、人数は半分ぐらいに減った。自分は特に早く帰る予定もなく、今回は奢ってもらえるということだったので、気がつけば端の席に一人だけ取り残されながらも、お酒をマイペースで飲んでいた。

 すると、突然由美子さんが隣に座って話しかけてきた。


「あら? あしっどじゃずくん。一人で飲んでるの?」


 由美子さんに名前を知られていたことにびっくりした。


「ええ、先輩も帰っちゃいましたし」

「ふーん、女の子と話したりはしないの?」

「下っ端ですから。それに仕事の延長ですし、失礼があってはいけないじゃないですか」

「真面目だなぁ。まぁ、だからみんなキミのこと信頼してるんだねぇ」


 信頼してる? なんのことかわからず困惑しているところに、由美子さんが説明してくれた。

 なんといっても我の強い読者モデルの集団なので、今までのアルバイトがみんな続かなかったという。なので、一番長く続いている自分を見て、みんなで「良い子だね」と話しているとのことだった。

 そこから由美子さんと色々な話をした。

 二人で話していると他の読者モデルさんもこちらにきてくれて、皆で話すことになった。質問攻めにあって困惑もしたが、夢のような時間だった。

 そして会はお開きの時間になり、プロデューサーさんの挨拶後、解散となった。

 スタッフの先輩は先に帰ってしまったので、プロデューサーさんとモデルさんたちに一通り挨拶をし、一人で駅に向かった。

 しばらく歩いていると後ろから自分を呼ぶ声が聞こえた。なんと、声の主は由美子さんだった。


「あら? 一人?」

「ええ、あとは帰るだけですし」

「ふーん、じゃあさ、ウチこの近所だからちょっと寄っていかない?」

「えっ!?」


 由美子さんの例の噂が頭をよぎる。しかし、こんな機会は滅多にないはずなので、ついていくことにした。

 由美子さんは慣れた感じでタクシーを止める。


「さっ、乗った乗った」

「はっ、はい」


 押し込まれるようにタクシーに乗せられ、しばらくするとあるコンビニに止まった。どうやらここで降りるようだ。


「コンビニで降りるんですね」

「そうそう、家の前だと誰がいるかわからないし、タクシーの運転手さんもどんな人かわかんないからねぇ~」


 それなりに知名度がある人って大変だなぁと妙な納得をした。

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