裏風俗の悲惨な話 ~ニッポンの裏風俗・番外編~ 

 そしてもうひとつ、本サロといえばかつて埼玉県の蕨(わらび)が西川口同様の本サロ地帯だった頃、めちゃかわいい若女将にまんまとやられたことがあった。

 蕨駅付近の裏風俗を調べていた時、路地に立つ小柄でかわいい華原朋美似の美女が声をかけてきた。


「遊びませんか?」


 その美女は筆者に向かって、確かにそう言った。そのセリフは、立ちんぼのお姉ちゃんたちの常套句。日本人でこんなにかわいい立ちんぼがいるのかとビックリ! 誘われるままにホイホイ着いて行ったら、そこはラブホではなく”本サロ”だった。

 

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※画像はイメージです

 

 「ラブホじゃないのか」とは思ったが、彼女がお相手なら全然問題ない。「では!」と早速脱ごうとしたその時、


「すぐに女のコ来ますからね」


 そう言うとさっさと扉を閉めて行ってしまった。美女は店の従業員ではなく、ママだったのだ…。

 「へ?」ひとり部屋に取り残されボーゼンとする筆者。そして、本当にすぐ現れたのは、身長178センチ(推定)、ガッシリ体型のしずちゃんみたいな女のコだった。華原朋美とは真逆と言っても過言ではない。

 

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 本来なら透き通るハイトーンボイスのアエギ声が聞けるはずだったのに、体型がしずちゃんなら声質も似ていて、洞穴の奥から響いてくる船の汽笛のようなような声で、


「こんばんわ~。よろしくお願いしま~す」


 と囁くのだった。記憶にあるのはそこまで。あとは、若干の「重い」という印象だけが残っている…。

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〈写真、文=松本雷太〉

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