平成の三行広告:「NN」「ぷち」「露」「ふんどし娘」があった時代 ~ニッポンの裏風俗~

 掲載されている場所は都内では鶯谷がダントツで多い。「ぷち」から「熟女」まで、さらに「即々」で「NN(生中出し)」ができると話題になった。

 

 

 次いで歌舞伎町や渋谷、池袋といった大きなラブホ街。「最高級」や芸能事務所と繋がっていることを暗示する「アイドルの卵」などの見出しも見受けられた。

 筆者も実際に「アイドルの卵」を謳う店に女の子をお願いしたことがある。そこから来たのは、本当にカワイイ女の子の場合もあれば、おっぱいは小さいのに、態度だけ大きいブスの場合もあった。

 そして、


「アイドル目指してるんだって?」


 と質問すると、


「???」


 と、女の子とはまるで話が噛み合わない。そんな店からやって来る女の子たちに共通していたのは、自分の店がどういう広告を載せているのか、全く知らないということだった(笑)。

 三行広告ならではの出来事といえば、電話に出た広告主本人と思われる女性が、実際に来たことだった。一度は『ヨーロッパ美女』という広告の店で、電話に出た外国訛りの日本語を話す金髪イタリア人。もう一度は、西新宿の『クンニ専門店』。ま、ラブホの掃除のおばちゃんと間違えたほどの、普通にデブなおばちゃんだったのだが(笑)。

 

アマンド前で待ち合わせて、近くのラブホにしけ込んだイタリア人

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