【エロ体験談】マカオサウナのエッチなマッサージ

 うっとうしいと感じる人もいるようだが、オレはこの時間が嫌いじゃない。若い女の子と気軽に話せて、時には手を握ったりできる。そして気に入ったコがいれば、マッサージをしてもらえるのだ。

 「売り込み」と言ったが、押しつけがましいものではなく、みんな「ハロー」「ニーハオ」「どこから来たの?」と話しかけてくるだけだ。まったく好みじゃないコには「ノーサンキュー」と言い、ちょっと気になるコには後で来るように伝える。そして好みのコが来た場合は、手招きして呼び寄せるのだ。

 数人やり過ごしたあと、目がパッチリして、ナチュラルで長いまつげの女の子がいた。うん、悪くない。すぐにそばに来させて、どんなマッサージができるのかを、聞いてみる。「脚」「肩、腕」「手」「爪のケア」と女の子によって、内容が異なるからだ。


「しょるだー、カタァ」


 女の子は英語と日本語で返してきた。

 肩はこってないが、いいだろう。どのみち、マッサージのうまさを求めてるわけではない。 こちらもリクライニングから起き上がり、彼女をしゃがませて話を続ける。マッサージ嬢は、中国本土の女性だけでなく、東南アジアからの出稼ぎの者も多い。顔立ちから中国人ではないなと思い、国はどこかと聞いてみると、

 

「いんにー(インドネシア)」


 と中国語で返された。

 インドネシア人か。オレはすかさずスマホを確認した。スマホには各言語でのあいさつをメモしてある。そのメモを確認して、こう言った。


「チャンティック」


 インドネシア語で、「かわいい」の意味だ。

 あいさつメモと言ったが、正確にはくどきメモだ。各言語で「かわいい」「好き」をリスト化している。エロリーマンも努力しているのだ。

 かわいい、と言われて彼女は喜んでいる様子だった。その姿がとても可愛い。この子にマッサージをお願いしよう。

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