【ニッポンの裏風俗】日本一のソープ街・吉原にあった“ちょんの間”旅館

 最近は、若い女性の間で遊郭がブームになっているようです。中でも人気が高いのが、東京の「吉原」。言わずもがな日本一のソープ街です。とはいえ、知らない人もいるかもしれないので軽く説明すると、吉原のソープ街は、昔は遊郭でありました。

 元は日本橋人形町にあった葭原(よしはら)遊郭が火事になり、徳川綱吉の時代に現在の場所(台東区千束)に移って来ました。当時の人形町は、一面に葭(よし)が生えていたので、葭原→吉原となり、現在の吉原は「新吉原」と呼ばれたようです。

 

 その後、吉原は日本一の大遊郭になるのですが、昭和33年の売春防止法施行により、遊郭、赤線としての務めも終えることになりました。同時に、元赤線業者の一部が「浴場」としてトルコ風呂の営業を始めたところ、他の店もそれに習って変わり、結果的に日本一の遊郭から、日本一のトルコ風呂街へ、そしてソープ街へと変遷したというわけです。

 現在は150軒ほどのソープランドが営業している吉原ですが、実は、15、16年前まで、遊郭のように女の子と遊べる旅館が残っていました。外観は、木造モルタルだったり、四角い鉄筋コンクリートのビルだったりとさまざまですが、看板はいずれも「旅館」でした。

 ソープの営業が終わる深夜0時近くになると、旅館の前には割烹着姿のオバちゃんが立ち、ヌキそびれた客を呼び止めては、


「お兄さん、ウチ泊まって朝ここから会社行きなさい。女のコも呼べるよ」


 なんて誘惑してきたものです。

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