【ガチンコ素人ハメ撮り地獄変】デフレ時代に脳内がバブル期で止まっている女

 脳内の株価ストップ高の阿呆となるべく関わり合いになりたくないので、三こすり半で終わらせた。思い出すほどにチンコが萎える記憶しかないので、詳細は差し控える。まぁ、マグロだった。熟女のテクニックなどこの世代には存在しないと痛感した次第である。

 存在を視界に入れたくないので、さっさと払うものを払って別れたものの、オツムがバブルな女が、なぜ小銭にしかならないエロ本のハメ撮りに応募してきたのか不思議だった。

 世は不景気ど真ん中、女体の価値はすでにほぼ無になっている。そういう現実から目をそむけるには、酷い嘘でも「自分の体を記念に撮ってもらいたい」という言い訳が利くエロ本が適していたのだろう。思えば哀れである。無駄に年食ってる分、若いメンヘラよりも闇が深い。

 同情などしてみたものの、そういう眠たい感情は写真掲載後すぐに消し飛ぶことになった。男を連れて編集部に乗り込んできたのである。

 ギャーギャーと喚いていたが要約すると、「勝手に写真を掲載された。金を払え」というもの。

 
分かりやすい美人局だ。

 
 こういうことがままある世界なので、事前に契約書にサインをさせて、偽名だ何だと言わせないために免許証も撮影してある。真っ当な会社であれば警察に突き出すところなのだが、生憎この会社に勤める人間で後ろ暗くない人間は皆無なので、黙って追い返した。

 身なりもオツムも古ぼけていれば、脅しの掛け方まで古臭い。この世代の連中を徹底的に嘲笑し罵倒する企画を立ち上げ、バブル期のババアどもを酷い目に遭わせ誌面に載せたところ、読者から拍手喝采が送られた。「バブル世代の女はエロ本読者にとって不人気」という結果が出たので、以後誰もこの世代を掲載しようとする人間は現れなかった。
(文=伊藤憲二)

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