【K大卒現役超高級ソープ嬢が教えるベッドのナイショ♪】知られざる風俗への扉~入店面接と風俗嬢にすらなれない女たちの話その2~


■親切なおじさんの正体は…

 ここでちょっと珍しいケースを。たまたま面接に行った歓楽街で道に迷ってしまい、困ってウロウロしていた時のこと。日も暮れかけ、しかも携帯を忘れてしまい、加えて方向音痴の私は駅に辿り着けないでいました。場所柄こっちから知らない店の黒服さんに声をかけて聞くわけにも、と途方に暮れていると、見かねたのか喫茶店の前でタバコを吸っていたおじさんが話しかけてきました。「どうしたのこんなところで、危ないよ?」と。

 明らかにこの界隈の人が、親切にも道を教えてくださり、その上お茶をご馳走してくれるというのです。喫茶店にお邪魔しておしゃべりをすることになり、実は面接の帰りでと言うと、「えっ、どこ受けてきたの? ○○さん? なんだー、先に言ってくれれば、おじさんが知ってるお店紹介したのにー! どうする? 高級店なんだけど行ってみる?」という展開に。

 そうなんですか? ありがとうございますー、くらいの軽いノリで付いて行った先のお店で、老練の黒服さんに物陰に引き込まれて言われたのが、「あんた、カシラの何?」でした…。面接後、駅まで送っていただき、丁重にお礼を申し上げた後、ダッシュで逃げました。何のカシラなのかは、読者の皆さまのご想像にお任せします。

 
 普通の昼のお仕事の面接では出会えない経験、ちょっと覗いた気分になっていただけましたか? 友人や同僚から話を聞くとほかにも、「ボーイさんが飲み物にカップ酒を持ってきて、真顔で勧められた」「面接に行ったつもりが、いつの間にか初対面の店長の愚痴を聞いて慰めていた」「古びた雑居ビルの10階で面接中に地震発生」など、どうなったのか続きを聞きたくなる体験をみんなひとつは持っているようですよ!

 今度お店に遊びに行った時には、お気に入りちゃんの面接秘話を聞いてみてはどうでしょう。

 それではまた次回♪
(文=茅原まおみ)

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