そんな中村は台湾人の父と日本人の母を持つハーフ。昨年、NHK朝の連続テレビ小説『まれ』に出演し、パティシエ修行に打ち込む主人公の親友役を演じて知名度を急上昇させた。これ以降コンスタントにドラマに出演し、順調にキャリアを積んでいる。
「『まれ』で演じた明るいキャラクターの影響もあってか、昨年秋に始まった『いつかティファニーで朝食を』（日本テレビ系）や今年1月クールの『お義父さんと呼ばせて』（フジテレビ系）でも天真爛漫な人物に起用されていた。しかし、それまでに出演した『家族狩り』（TBS系）では心に狂気を秘めた少女、『地獄先生ぬ～べ～』（日本テレビ系）では誰にも言えない秘密を抱える女子高生と、カゲのあるタイプを演じている。特に『家族狩り』ではリストカットや援助交際をする過激な役で、壮絶なシーンも多かったためネットでも大きな話題を呼びました。
そんな中村さんのファンの中には、暗い作品の方が似合うと考える人もいて、今回のホラーサスペンスドラマはマッチしているとの声も大きい。ミステリアスな魅力を漂わせる芝居にも、『美しさが際立っている』と高評価が寄せられています。長くてキレイな髪や涼しげな眼からはどこか儚さを感じますので、“薄幸女優”としての活躍も期待できそうです」（芸能ライター）
キャリアは浅いものの、カラダを張った演技でも注目を集める中村。すでに洗練された美しさが備わっていると評判の彼女が、今後の出演作でどんな表情を見せてくれるのか楽しみだ。
（文＝aiba）
