AV1000本&ピンク映画100本出演! 桃色の銀幕女優・倖田李梨、スクリーンに馳せる想い

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――ピンク映画の今について教えてください。

倖田:私が出始めたころは年間80本くらい製作されていたピンク映画も、現在では半減しています。老朽化する映画館も多くて、立て直しも厳しい状態です。成人映画館にはまだデジタルの設備が整っていないところもある。フィルムを回すとなると技師さんも必要ですし、後継者の問題とかもあります。かつては、常連さんのほかに館内へ涼みに来るサラリーマンの方もよくいらっしゃったようですが、今では気軽に時間をつぶせるネットカフェとかも多いので、お客さん離れは進む一方です。

 年齢制限を下げ、CSやWOWOWで流せるような作品を撮って間口を広げるなど、試行錯誤する配給会社もありますが、まだまだこれからというところでしょうか。私も何とか力になりたいと思ってはいるんですけど…。とにかく劇場へ足を運んでほしいとの思いがありますね。

 意外に思われるかもしれませんが、女性の中にもピンク映画に興味がある人って多いんですよ。福岡県の博多には、ピンク映画好きの女性サークルもあるんです。天神シネマさんという映画館では、彼女たちが企画したピンク映画のレディースデーがあって、その日に作品を楽しんでいたようです。天神シネマさんは2010年に閉館してしまったんですけど、どうしても彼女たちに会いたくて劇場に自分の作品を流して欲しいと私の出演作の特集企画を出して博多まで行きました。歓迎してくれたときは嬉しかったですね。

 

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