手コキされながら歌いきれ! くだらなくて楽しい「手コキカラオケ」!!


 ほどなく、チカちゃんという二十歳の女の子がやってきた。ルックス的には黒髪清楚系だ。タイトなニットのワンピース姿だったが、そのスレンダーさは服の上からでも分かった。

 さぁ、いよいよプレイだ。と、その前に大切なことを忘れていた。選曲だ! チカちゃんは、流行っている曲をリクエストしてきたが、正直なところ四十代中盤の筆者にとっては難関である。目標はあくまでも90点以上を取ることで、女の子からの好感度を上げることではない。それほど真剣勝負に挑む気分で選曲したのは…吉幾三の『雪国』だ!

 全裸になった筆者はマイクを握る。思えば、素っ裸で歌うこと自体が初めてで(当たり前だけど)、戸惑う筆者に構うことなくチカちゃんは股間のマイクを握ってきた。ちなみに、オナクラなので彼女は私服姿のままだ。チラリと鏡に映った姿を見たが、何とも異様なシチュエーションである。

 我に返りかけたが、あのイントロが聞こえてきたので、本腰を入れて歌う気マンマンに。と、ここでイントロに合わせてチカちゃんもスローに手を動かし始める! もし、選曲したのが激しいハードロックなら高速手コキだったのかと思うと…。危ないところだった。『雪国』というベストチョイスに至った自分を褒めたい気分でいっぱいだった。

 その後も、AメロBメロと平坦なメロディが続き、淡々と歌う筆者。彼女もそれに沿うようにスローに手を動かす。しかし、次第にマズイ感じになってきた。ジックリと動かす分、ジンワリと効いてきたのだ。しかも、かなり気持ちよく、歌どころではない。

 いよいよ、この曲最大の山場、サビの部分である。この時点で先端からガマン汁が出てきていたが、サビのフレーズでチカちゃんは、グッと力を込めて手コキしてくる。快感のあまり思わず声がうわずってしまった…。だって、“追いかけて…”くるのだ、気持ち良さが…。

 ついには、うわずっていた声が裏返ってしまった! この曲にファルセットが必要ないなんて、百も承知だ。これが致命傷にならないことを願った。それでも曲はまだ続く…。

 チカちゃんも気をつかってくれたのか、2コーラス目からは、ゆるくシェイクするような手コキに。これで筆者も冷静さを取り戻し、再び歌に打ち込む…つもりが、チン先からガマン汁が足の指先に滴り落ちる。

 結局、2コーラス目のサビで“こぶし”を効かせた筆者に対し、チカちゃんもスナップを効かせたために、エンディングが流れる中で発射してしまうという結末であった。

 さて、いよいよ点数発表である。なんだか合格発表を待つ受験生のような心境だ。数秒後にカラオケの機械がはじき出したのは…、66点。ゾロ目なので特別に賞はもらえないかと聞いてみても、参加賞の500円割引チケットのみであった。まぁ、当然だけど…。

 ちなみに、90点以上取れた人がいるのかをチカちゃんに聞くと、「私がついたお客様ではいらっしゃらないですねぇ。皆さん、途中で声が裏返ったりしてしまうんで(笑)。ぜひ、また、チャレンジしてくださいね!」とのことだった。忘年会や新年会など飲み会が続くこれからの季節、“ひとり二次会”として利用してみるのはいかが? 
(文=子門仁)

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