そんな浜辺は10月スタートの連続ドラマ『無痛～診える眼～』（フジテレビ系）に出演が決定している。『あの花』では、明るい美少女を演じた彼女だったが、最新作ではロングの黒髪を金髪に染め、まったく異なるイメージの役に挑戦する。
『無痛～診える眼～』は、作家で現役医師でもある久坂部羊氏の原作をドラマ化した医療サスペンスミステリー。医療の世界における問題点に切り込む社会派ドラマの要素と、ハードな内容のサスペンスが融合した物語だという。その中で浜辺は、全話を通して描かれる「教師一家殺害事件」の容疑者を演じる。鬱や強迫性障害といった精神障害を抱える人物であり、今回もまた難しい役柄といえそうだ。
2011年に開催された『東宝シンデレラオーディション』のニュージェネレーション賞を受賞して芸能界入りを果たした浜辺。昨年放送された連続ドラマ『僕のいた時間』（フジテレビ系）や、今年公開の映画『エイプリルフールズ』などに起用されており、透明感のあるみずみずしい演技で徐々に出演作を増やしている。
「これまでの浜辺さんとえいば、その透明感のあるルックスから、素直で清純といった雰囲気の役を演じていました。年齢的なことを考えれば役の幅が限られてしまうのは仕方のないことですし、これから売り出そうという時期ですから、より好感度の高そうな役に起用されていたのでしょう。ただ、新ドラマで演じる役柄は、そんな浜辺さんのイメージを変えそうなほどのインパクトのあるもののようです。ルックス的にはアイドル的な人気も獲得できそうですが、難しい役に挑戦するということは、それだけ彼女の演技力が評価されている証です。事務所も“女優”としての活躍を期待しているのでしょう」（芸能ライター）
『あの花』では無邪気な美少女を演じた浜辺。新ドラマでは、そのイメージを覆すことになりそうだが、それは同時に本格派女優としての第一歩といえるのかもしれない。
（文＝aiba）
