すべてを曝け出し“AV女優”であり続ける春原未来! 初々しく淫らなオンリーワン女優の原点とは

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 2012年のデビュー以来、真摯に作品と向き合い、膨大な数のAVに出演しながらも常に全身全霊を注いだセックスを提示する春原未来(すのはら・みき)。そのポテンシャルの高さは誰もが認めるところで、どんなにハードな内容でも体当たりで挑み、観る物の予想を遥かに超えるパフォーマンスを見せ付ける。しかも暴走するばかりではなく、役柄に応じて見せ方を柔軟に変化させ、ドキュメンタリー作品では素の自分を曝け出すことも厭わない。

 最新作の『全国女子大生図鑑☆山梨 みきちゃん』(ビッグモーカル)で演じるのはスカウトマンに口説かれてAVデビューする素人の女子大生。最初は3年以上のキャリアを誇るAV女優とは思えないほど初々しい雰囲気を漂わせつつも、セックスの度に淫らな本性を露わにする様を生々しく表現。初々しさと淫らさを違和感なく共存させる巧みさに唸らされるし、春原未来を知らない人が観たら本物の女子大生として受け入れるだろう。

 

201508haru.jpg※画像:『全国女子大生図鑑☆山梨 みきちゃん』(DMMはコチラ/Amazonはコチラ

 
 今回のインタビューでは春原未来が、なぜオンリーワンのAV女優でいられるのか、その原点に迫った。

――この世界に入ったキッカケから教えていただけますか。

「幼稚園の頃から人の役に立つ生き方をしたいと思っていて、ずっと医者になりたいと思っていたんです。ただ自分なりに考えてみて、人の命を救うことが必ずしも人の役に立っていると言えないなと。そんな時に大学の授業で、『マズローの欲求段階説』というのを習って、それによると自己実現に至るためには五段階のステップが必要で、第一段階が生理的欲求を満たすことだと。生理的欲求には食欲、性欲、睡眠欲がありますけど、私は他人の何を満たしてあげるべきかを考えた時に、性欲なら身一つで初期費用なく始められると。だったら生理的なことで対象者の多い仕事にしようと最初は風俗も考えたんですけど、AVのほうが対象者は多いし、経済も回せると考えたんです」

――AV自体を観たことはあったんですか。

「初めて付き合った彼氏と別れる原因がAVだったんですよ。19歳の時なんですけど、彼氏の部屋を掃除していて、押入れを開けたら段ボールの中からすごい数のAVが入っていて。上のほうにあるAVを片っ端から再生してみたら、黒ギャルとか外国人とか自分と全く違うタイプばかりで…。だからAVにあまりいい印象はなかったんです」

――それなのにAV女優の道を選ぶ訳ですよね。

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「AVメーカーの専属契約が決まって3カ月ぐらいは悩みました。AVやること自体は自分の人生だし、後悔しても自己責任だから全く問題なかったんです。ただ、この選択をしたことで、家族にまで迷惑をかけるのが嫌だったんです。娘がAV女優と言われる親の気持ちを考えたら、どうするか悩んだんですけど、困る人と喜ぶ人の人数を考えたらやったほうがいいなと。やるメリット、デメリットを比較して、メリットのほうが大きいなと。親に迷惑をかけることもあるだろうけど、そもそもウチの親は過程よりも結果主義なんです。良い大学出て、良い企業に就職して、結婚して子供産んでというのが親の理想だろうけど、AV女優になったとしても、その後の人生で転落しなければいい話だろうと。元AV女優という肩書きは社会的に良いイメージないですけど、今までに前例のないことをすれば親も認めてくれるかなって」

――よく、そこまで割り切れましたね。

「常に背水の陣なんです。何か逃げ道を用意しておくと甘えちゃうから。私は自分自身のことが好きじゃないんです。人のことなら一生懸命頑張れるんですけど、自分のために努力するのは嫌い。必要とされていないと頑張れないから、AVは自分に合っているんですよね」

――なぜ自分のことが嫌いになったんですか。

「めっちゃ生い立ちの話(笑)。う~ん、話せないことが多いんだけど…生まれてきて良かったと思えない。生まれてきてごめんねって感じで生きてきたから。もともと人間嫌いと言うか、人間不信なところがあるんですけど、それで絶望したり拒絶したりすると生きるのが辛くなるから、微かな希望を抱いて生きていかないとなと思って。人を好きになりたい、信じたいというのはありますね。ずっと自分のして欲しいことを相手にもするってポリシーで生きてきたので、人を排除するようなことはしません」

 

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――自分嫌いだと、人に持ち上げられるのも苦手じゃないですか。

「人の言葉は信じられないです。小さい時からテストの点数とか成績表とか目に見える物しか信じられない。今も出演したAVの売り上げは目に見えるから、そのデータやある程度の収入を維持していることで、私の需要があるんだなって実感する。ただ、この仕事って限界があるから。体力的な限界もそうだけど、マックスで仕事を入れても収入はここまでっていう限界があるし、長く続けると仕事も減ってくる。今のやり方だけでは人助けできてないなって思うし、ここから派生させていって、違うやり方を探さないといけない」

――デビュー当時からAVの仕事を長く続ける気持ちはあったんですか。

「なかったです。専属契約が切れたら終わりだろうなって思っていました。別に私じゃなくても…って思ったの。誰にでもできると思っていて、それをマネージャーに伝えたら『誰にでもなれるものじゃない』って言われて。ただ私にはセールスポイントがないんですよ。顔が良い訳でも、スタイルが良い訳でも、おっぱいがある訳でもないし、潮吹きができる女優でもないし、だから今4年目を迎えられているのは、仕事を一度も休んだことがないからだと思うんです。それに今は製作費も少ないから(笑)。ある程度の数字が取れて、ギャラの良い感じの子には仕事があるんです」

 

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――とにかく自己評価が低いですね。でも自分なりの努力はしているんですよね

「人の役に立ちたいって観点から、いろんな人のオカズになりたいと思ったので、カテゴリーにハマらない女優になろうと決めたんです。ロリ系、痴女系って固まったら、その仕事しか来なくなっちゃうから。私はドSもできるし、ドMもできるし、レズにしてもタチもネコも両方できるし」

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