【世界風俗探訪・オランダ編】合法的売春宿・飾り窓の実態は…


 そして、いよいよ、待望の、憧れを抱いていた飾り窓での情事である…が、いきなりボクのアレをムンズと掴み、手荒い感じの手コキで勃たせると、これまたいきなり騎乗位で乗っかって激しく腰を動かしてきた。
 
 
 
「風情もなにもありゃしない…」
 
 
 
 そう思ってしまったのが正直なところだが、気持ちイイことは気持ちイイわけで。ピストンをしながら、時折アソコをキュッと締めるのだ。それが、彼女にとっての娼婦としてのテクニックなのだろう。しかし、いかにも事務的な感じでピストン→キュッと締める→ピストンという流れでフィニッシュを迎えた。

 憧れていたわりには…アッサリ終わってしまったというか、味気ないフィニッシュというか…嘘を交えずに書くと、日本でちょんの間でやったのと変わらないじゃん! つまり、飛田もアムステルダムも同じ…それがボクの正直な感想だった。それは憧れが大きかった分の代償なのかもしれないが…。

 しかし、せかされるように娼館から出された後に飾り窓地帯を歩くと、やはり、その雰囲気は日本にないものがある。それは政府公認という堂々とした雰囲気であり、ひとかけらも後ろめたさがないのは日本のちょんの間街とは違うところだろう。

 そんなアムステルダムのデ・ワレンも、噂によれば市の方針によって廃業に追い込まれた娼館が少なくないという。そして、その跡地はギャラリーなどに再利用されているとか。日本の赤線のように、アムステルダムの赤く照らされた街も過去の遺物になってしまうのだろか。 
(文=美田三太)

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