低迷する『HEAT』でオアシスのような存在! 見ているだけで癒される注目の若手女優・小芝風花


 また、昨年公開された映画『魔女の宅急便』では主人公・キキを演じ、映画初主演で『第57回ブルーリボン賞新人賞』と『第24回日本映画批評家大賞新人女優賞(小森和子賞)』をそれぞれ受賞。『魔女の宅急便』と聞くと、スタジオジブリの大ヒットアニメ映画を思い出す人も多いだろうが、小芝主演の実写版は制作上でいえばジブリとは無関係。とはいえ、アニメファンからすれば実写化に変わりなく、小芝も大きなプレッシャーを抱えていたという。そのため、キキのトレードマークのひとつといえるホウキを自在に操れるようにと、撮影に入る前には1日200回木刀の素振りをして役作りに励んだとのこと。その甲斐もあってか、作品自体への賛否はあるものの、小芝自身は女優としての評価を上げることとなった。

「年齢的に小芝さんはドラマなどで生徒役を演じることが多いですが、まじめな子からミステリアスな雰囲気を漂わせる子まで、出演作によって幅広い役を演じています。普段の雰囲気からは大人しそうな印象を受けますが、役柄によって表情を変えるタイプといえるでしょう。さまざまな色に染まることができる彼女の特徴は女優業以外でも生かされており、これまでに、元気で爽やかなイメージの『第86回選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)』の応援キャラクター、清楚で大人びた印象が大切になってくる『きものクイーンコンテスト2014』の広告塔などに起用されています。タイプの違う仕事もこなすことができるのが強みといえそうですね。まあ、彼女の所属する事務所はオスカープロモーションですから、大人の事情も働いているでしょうが…」(芸能ライター)

 小芝は、オスカーとイオンが主催した『ガールズオーディション2011~武井咲のお姉さん&妹キャラクター大募集~』で、武井咲(21)の“公認妹”に選ばれ、芸能界入りの切符をつかんだ。芸能界でも大きな影響力を持つといわれるオスカーに所属したことは、彼女の活動にプラスに働いていることだろう。

 そんな小芝について、目下人気急上昇中の若手女優・松岡茉優(まつおか・まゆ/20)は、おすすめの美少女と絶賛し、人気RPG・ドラゴンクエストに出てくる体力を回復するスポット「聖なる泉」のようだと言い、見ているだけで癒されると表現する。また、『HEAT』で共演中の俳優の吉沢亮(21)もインタビューで「癒していただき助かります」とメッセージを送っており、小芝の屈託のない笑顔は共演者たちをも魅了しているようだ。

 俳優仲間からも認められ、さまざまな顔を持つ女優として業界内でも評価される小芝。そんな彼女の出演シーンが増えることになれば、低迷の続く『HEAT』も少しは盛り返すことができそうだが…。
(文=aiba)

men's Pick Up