ジャパゆきさんの娘世代の逆襲か? 松戸・柏で悪質なジャッピーナ立ちんぼ事件続出

0224tatinbo_fla.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 『流行語』というものを調べてみると、今では使われず過去の遺物になっているものが多い。それゆえに流行語なのであろうが、それにしても昨年2014年の流行語である『ダメよ~ダメダメ』なんて、今年に入ってからとんと耳にしない。そんな感じで過去の流行語を遡っていくと少々気になるものがあった。それは1983年の流行語である『ジャパゆきさん』である。

 『ジャパゆきさん』…簡単に説明すれば、外国から日本へ働きにやってきた女性である。1983年当時の背景からして主にフィリピン人女性のことを指していた。

 その語源であるが、戦前、日本の貧しい地方の女性が経済的に豊かな東南アジアの都市に出稼ぎ渡航し、現地で娼婦として働いて郷里に送金することがあった。この女性たちを外国を指す“唐”に掛けて『からゆきさん』と呼んでいた。そして、その逆の外国から日本へ働きに行くことを『ジャパゆきさん』と呼ぶようになったそうだ。

 さて、その1983年頃、フィリピンからやって来た女性たちは当初は水商売で働くことが多かった。華やかに着飾って日本人男性との豪華なひと時を過ごす…というのは店だけでのこと。実際はタコ部屋労働であり、給与不払いも多く、売春強要や風俗への流出という顛末が待っていた。

 そのタコ部屋として利用されることが多かったのは東京のベッドタウンであり、家賃の安い千葉県松戸市、柏市辺りだったのである。

 しかし、このジャパゆきさんの中には日本人男性と結婚して定住した人も多いが、結局は離婚するパターンも多かった。配偶者ビザで入国している手前、帰国を余儀なくされるのだが、子供が日本国籍で奥さんが引き取った場合は「子供を養育する」という名目で定住者の在留資格が取れた。

 資格が取れた女性はそのまま日本に滞在。だからと言って安泰なわけではなく、貧しい生活を強いられたジャパゆきさんも数多くいたのが現実だ。そんなジャパゆきさんと日本人男性の間に生まれた子供を『ジャッピーナ』と呼ぶ。

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