「現在Amiはレギュラー出演している情報番組『バイキング』（フジテレビ系）の中で、花嫁修業的なコーナーを担当しています。もし彼女が、毎日お風呂に入って下着を替える“普通”の女子だったら、このコーナーに抜擢されていたかはわかりません。やはり、ダメなイメージがあるからこそ、ちゃんとした大人の女性を目指すコーナーに出ているわけです。同番組では、ほかに小林麻耶（35）や鈴木奈々（26）が、料理や育児、大人のマナーなどに挑戦していますが、いずれも何かが足りないメンバーですよね（笑）。そんな彼女たちが奮闘するから面白いVTRに仕上がるのです」（制作会社関係者）
バラエティの中で風呂嫌いを宣言した際には、共演者たちから「頭皮が臭い」などとイジられていたが、そんな経験も仕事にはしっかり結びついていたようだ。
「夏には全国3都市6公演となった初のアリーナツアーを行うなど、2014年はE-girlsにとって飛躍の年でした。中でも、バラエティで大活躍したAmiは、E-girlsの認知度アップにもっとも貢献したといえます。かつて彼女はdream（現Dream）に加入した2002年ころから、アーティスト以外の活動として、メンバーのAyaと『ぺっちゃぱぁいず』というお笑いコンビを結成しており、そうした経験が活かされたのかもしれません。まあ、当時の彼女たちの芸は、テンションばかり高く、およそ芸人のネタとは呼べないもので、本人とすれば今さら触れられたくない過去かもしれませんが…。それでも経験を積んでいくうちに、それなりのカタチになっていったようですから、バラエティ的な才能には恵まれていたのかもしれませんね」（芸能関係者）
人気ガールズユニットの中心メンバーであるAmiが、バラエティ番組で流暢なトークを披露し、的確なリアクションをとっているのには、彼女の過去が関係していたようだ。数々のぶっちゃけ発言も、お笑いコンビを組んでいた時代に培ったノリの良さが発揮されてのことかもしれない。9日のイベントでの肉食宣言が、周囲の期待に応えてのものかはわからないが、いずれにせよ、それだけ敏感に空気を感じとることができれば、バラエティでの活躍は今後も続きそうだ。
（文＝峯尾／http://mineoneo.exblog.jp/）
著書『松本人志は夏目漱石である！』（宝島社新書）
