「ちょいワルオヤジ」名物編集長が枕営業を強要? モデル志望者が狙われる業界の闇


 これだけの枕営業の強要がありながら、AさんによるとTGC出演予定日の5日前に岸田氏から「TGCの件はなくなった」と電話が入ったという。あまりのショックに体調を崩したAさんは、事務所を辞めて故郷に帰る決心をする。だが、どうしても岸田氏のことが許せず、共通の知人の立会いの下で話し合いの場を持った。その話し合いで岸田氏は示談を持ちかけてきたというが、金銭が目的ではないというAさんは母親に相談するなどしばらく判断に迷ったという。

 その間、事態は意外な展開を見せた。岸田氏が先月25日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)で自分が“恐喝未遂”の被害者だとする主旨の記事に登場したのだ。岸田氏は「私が肉体関係を持った女性への補償問題でトラブルになっています」などとコメントし、Aさんと男女の関係であったことは認めつつも、彼女のバックにいる業界関係者らが金銭を脅しとろうとしていると判断したといい、刑事告訴したことを明かしている。

 これに仰天したAさんが「フライデー」に登場し、枕営業強要の実態や岸田氏の悪行を暴露するに至ったというわけだ。Aさん側も岸田氏を訴える準備を進めているといい、泥沼の訴訟合戦に発展しそうな気配である。

 この騒動は芸能界に横行する枕営業の一端なのか、それとも業界有名人を狙った美人局なのか。どちらもありそうな話であり、双方の言い分が大きく食い違っているため、判断しづらいところだ。

 だが、第三者であるTGCの主催企業「F1メディア」の村上範義社長が重要な発言をしている。村上氏は「フライデー」の取材に「岸田やOにTGCのキャスティングの権限なんてありません。権限があるなんて笑ってしまう」と断言しているのだ。

 岸田氏が自分の魅力にどれだけ自信があるのかは知らないが、普通に考えればモデル志望の20代の美女が何のウラ事情もなく、還暦過ぎの男性と会ったその日にコトに及ぶ可能性は皆無といえるだろう。であれば、TGC出演などのエサがあったことは想像に難くない。しかも主催企業の社長が「岸田に権限なんてない」と明言しているのだから、最初からウソで女性を釣ろうとしたと考えるのが自然だ。

 その一方、Aさんの背後にもキナ臭い事情がある。前述のように岸田氏はAさんのバックにいる関係者に恐喝されたと考えているようだが、その関係者X氏も業界内で黒いウワサが絶えない人物なのだ。

「今年10月、プロ野球・巨人の阿部慎之助の愛人と騒がれた元グラビアアイドルの小泉麻耶が、大手芸能プロの幹部に頻繁に枕営業を強要されていたと週刊誌で報じられた。小泉は復讐のため、幹部とのセックスビデオを枕営業の証拠として自ら隠し撮りし、それをネタに幹部を恐喝しようとしていたともいわれています。この恐喝騒動の黒幕とされる人物が、AさんのバックにいるとされるX氏と同一人物なのです」(週刊誌記者)

men's Pick Up