【ネットナンパ】憑かれてる? 狐のような顔をした人妻と…

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Ilustrate by ながおか

 先日、知り合いのデザイナーに仕事を発注した時に聞かれてしまった。

 

「トコショーさんに教えてもらったサイトで遊んでるんですが、ブスばっかりなんですよね。何か可愛い娘と出会うコツってあるんですか?」

 

 このデザイナー、既婚者のくせに女遊びが大好きなのである。筆者よりも10歳近く若く、いつもオシャレな服装で顔もなかなかのイケメン。だから、繁華街で軽そうな娘をナンパしてそのままホテルに直行、だなんていう筆者には絶対できないような遊びもしているヤツだ。

 一度、このデザイナーから「お古」の女子大生を紹介してもらったことがあるのだが、無理して小奇麗なバーに連れて行ったにもかかわらず、小一時間ほど飲んだだけで「ハイ、さようなら」とあっさり振られてしまった筆者トコショー。実に苦い思い出である。

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 そんな彼が筆者に教えを請うてきたワケだ。件の女子大生に振られた際はかなりからかわれたものだが、ここは真摯に答えてあげるのが大人ってもんだろう。

 

「ブスばっかりじゃないですよ。遊び続けていればいつか必ず“アタリ”が引けます。宝くじなんかに比べたら遥かに高確率なんですから」

 

 そう。たかだか二度三度ブスに当たったくらいで挫けるようでは【出会える系】サイト遊びとは言えない。たとえ100人のブスと出会っても101人目に最高の可愛い娘チャンが待っている可能性だってあるのだ。さらにさらに、遊び続けていればその最高の可愛い娘チャンを上回る極上レベルの娘と出会える可能性だってゼロではない。

 つまり、現代日本が世界に誇る【出会える系】サイト遊びは、筆者のように諦めが悪く夢見がちな野郎には究極のテーマパークみたいなものなんである。

 さて、そんなワケでいつものように愛用サイトの一つである【ワクワクメール】でお相手を物色していると、ピンとくる書き込みを発見した。

 
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誰かいませんか? 
 
いまから新宿で待ち合わせ出来る人募集中です。 
 
結婚して3年目ですが、すでにレス歴2年近くです。
このままじゃオカシクなりそうなので、出会い系初チャレンジです。 
 

今日は終電までなら時間あるので、冒険してみたいです。 
 
よろしくお願いします。 
 
書込み日時:10/0* 20:35
受付メール数 :0/5 
 
♀マオ(若葉マーク)
年齢:20代半ば
身長:160~164cm
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 おぉ! 実に筆者好みの内容ではないか! セックスレスの人妻で、出会える系処女。それになかなかエッチに積極的な肉食系に思える。

 しかも、20代半ばで人妻ってことは容姿もそんなにハズレではないだろう。募集内容の書き込みでは自分自身の容姿の良し悪しには触れられていないものの、それはもしかしたら自信の裏返しかもしれない。

 
 っちゅうワケで早速アプローチを開始。

 
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こんばんは、マオさん。 
 
都内の会社員、ショーイチ・36歳です。 
 

さきほど仕事が終わったばかりでちょうどヒマしてました。 
 
私もマオさんと同じで既婚者なのですが、1年近くセックスレス状態なんです。 
 
ぜひマオさんと楽しく気持ちよくお会いしたいものです。 
 
あ! もしお返事もらえたら私の写メを送りますので、それを見てからでもご検討してもらえたら嬉しいです!
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 相も変わらず嘘八百だらけのメールだが、このアプローチならピン側2メートル以内は固いだろう。

 そして5分と経たずに返信が届いた。

 
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こんばんは、マオです。 
 
ショーイチさんも同じ既婚者なんですね♪
それにとても紳士的なので安心できちゃいそうです。 
 
あ、私だけ写メを貰うのはなんか悪いので写メは結構です(汗)
優しい方であればあまり容姿にこだわるつもりはありませんので。 
 
何時位にどこで待ち合わせしましょうか? 
 
あまり土地勘が無いので、分かりやすい待ち合わせ場所を希望です。
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 クーっクッくッ。楽勝である。ここまで来たら目を瞑っていてもカップにボールを沈めることだってできそうだ。こうして、アッサリと約束が成立したのであった。

 
 待ち合わせ場所は新宿アルタ前から徒歩30秒ほどの大型靴屋の前。筆者の携帯電話のメモ帳には、この靴屋に至るまでの道案内を記述したテキストが登録済みなのである。今回のお相手マオちゃんにもその案内をコピペして送信してあったのだった。

 そして時間ぴったりにマオちゃんがやってきた。

 

コン、コーン!

 

 物凄いキツネ顔である。油揚げがじつによく似合いそうなマオちゃん。肌は白く、目は一重で吊りあがり気味だ。

 筆者トコショーは、どちらかというとタヌキ顔の女性が好きなのである。来年還暦を迎えるタレントの上沼恵美子なんてのは実に筆者好みだ。同衾できるものなら土下座してでもお願いしたい女性といえよう。

 さて、狐にでも憑かれているんじゃないかと思ってしまうほどのマオちゃんだが、そんな彼女を見て突然一人のAV女優のことを思い出してしまった。
 
 
 
 
綾波涼(あやなみ・りょう)
 
 
 
 
 1990年代後半に突如として現れた美巨乳女優である。活動期間が短かったためメジャーな存在とは言えないのでご存じじゃない人も少なくないだろう。とりあえず『乳辱ナース レイプ病棟/綾波 涼』とググってもらえれば、彼女の容姿は分かっていただけるだろう。

 モロ狐顔で、冗談みたいな爆乳の持ち主の綾波涼チャン。筆者はそんな彼女の作品を一目見て本気で惚れてしまったのだ。それ以降、彼女の作品を買い集め何度も何度も何度もオカズにしたものである。そう、綾波涼は筆者がオカズにしたAV女優ランキングの第二位の座を獲得しているのだ。あ、ちなみにランキング第一位は洋ピン女優のトレイシー・ローズだったりする。

 パっと見、マオちゃんは推定Cカップほどなので綾波涼ほどの肉体は持ち合わせていない。あまりにもキツネっぽいその顔は一般の人から見たら大ハズレだろう。しかし、綾波涼ファンの筆者にとってはたまんない顔つきだったのである!

 
「こんばんは、マオちゃん」 
 
「あ、こんばんは」 
 
「【ワクワクメール】で約束していたショーイチです。俺、こんな感じだけど大丈夫そうかな?」 
 
「はい。もちろんですよ! ショーイチさんこそ、ゴメンナサイしてもいいんですよ」 
 
「へ? 何が?」 
 
「いや、あの、だから、私で大丈夫ですか?」 
 
「な、何言ってんの? マオちゃん、自分の顔を鏡で見たことある?」 
 
「え?」 
 
「すっげぇ、俺のタイプだよ。マオちゃんみたいな顔って」 
 
「そ、そうなんですか?」 
 
「ほら、俺さっきからニコニコしてるでしょ?」 
 
「ま、まぁ、そうですね」 
 
「いつもはもっとしかめっ面なんだけど、マオちゃんがあまりにもタイプだからずっと顔が緩んで仕方ないよ」 
 
「へ、へぇ、変わってますねショーイチさんて」 
 
「あ、ゴメン! ちょっと舞い上がっちゃったかな。じゃ、早速だけど歩こうか」

 
 こうしてノリノリのノッリノリでホテルに到着。そして別々にシャワーを浴びてベッドイン開始だ。

 
「部屋の明かり、もう少し暗くしてくれます?」、と筆者の出鼻を挫いてくるマオちゃん。ここは大人しく応じるしかないだろう。

 
「うん、俺あまり視力がよくないから少しだけ暗くするね」

 
 微妙に少しだけ照明を暗くするトコショー。まだ不満気な様子のマオちゃんだったが、この時はどうしても狐顔のマオちゃんを凝視しながらハメたかったのだ。そう、大好きだった綾波涼とハメている気分を味わうために!!

 軽いキスを終え、オッパイ愛撫を開始。綾波涼はHカップの美巨乳だったが、残念ながらマオちゃんはCカップほどのオッパイ。いつもなら何の問題もないのだが、やはり綾波涼と見比べてしまうと見劣りしてしまう。

 それでも脳内で「俺はいま綾波涼のパイオツを吸っているんだ!」と言い聞かせ、懸命にムシャブリつくのであった。

 その後、クンニ、シックスナイン、ディープキスしながらの手マンと手コキを経て、正常位で合体だ。

 

 涼チャン、じゃなかったマオちゃんの顔をガン見しながら、ゆっくりとピストンを続けるトコショー。

 
「やだ、そんなに見られたら恥ずかしい」 
 
「綺麗だよ、りょ、マオちゃん」 
 
「うそ、そんなことないモン」 
 
「ううん、本当に綺麗だ。見ているだけで俺、イっちゃいそうだよ」 
 
「え?」 
 
「あ、マジでもうダメ」

 
 
 
 
ふぅ。
 
 
 
 
 挿入して10秒くらいであえなく発射するトコショーなのであった。

 
「ご、ごめん。りょ、マオちゃんの顔がすっごいタイプだから、見ているだけで興奮しまくって我慢できなかったんだ」 
 
「ショーイチさんて変わってますね」 
 
「いや、至って普通だよ。100人の男がいたら100人ともマオちゃんの顔が好きって言うと思うよ」 
 
「いや、それは言いすぎでしょww」

 
 そんなピロートークを経て2回戦目に突入。この時はバックで5分以上は突いた後、やはりラストは顔を見つめての発射となったのである。

 帰り支度の際、社交辞令的にメルアドを交換する二人。そして駅の付近まで送って行きサヨウナラ。

 彼女と別れ喫煙所に行き一服する筆者。

 タバコが苦手だというマオちゃんのために逢瀬の際はずっと喫煙を控えていたので、タバコが実に美味い!

 紫煙を楽しみながら一人感想戦を行う。

 たしかに顔は綾波涼チャンを彷彿とさせたので興奮したなぁ。でも、綾波涼はあのHカップがあってこその綾波涼だ。Cカップほどのマオちゃんでは綾波涼の足元にも及ばない。

 うーん、やはり2度目のデートはナイかなぁ。

 明日にでも綾波涼のビデオでヌキヌキして賢者タイムになってから考えようっと。そう考えて結論を保留したトコショーなのであった。

(文=所沢ショーイチ)

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