下世話バラエティの代表格であった『ロンドンハーツ』、関係者から「最近、手ぬるい」との声


 有吉の“噛みつき”といえば、ピースの綾部祐二(36)や平成ノブシコブシの吉村崇(34)、フルーツポンチの村上健志(33)などに対して番組内で執拗に向けられていたが、最近では鳴りを潜めている。番組のマイルド化に伴い、有吉も丸くなってしまったのだろうか。

 だが、そんな番組のシフトチェンジも、ゼネラルプロテューサーで総合演出を務める加地倫三氏の想定内だと芸能プロの関係者は語る。

「加地さんは、2~3年後の番組を見据えて現在の企画を考えています。今これをやっておくことが未来につながるという考えの持ち主なんです。きっと彼の頭の中には、BPOの批判にさらされて、評判を落としている『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)があるのではないでしょうか。番組の企画というのは、得てして過激になりがちですからね。ここらでブレーキを踏んでおけば、BPOの目からも逃れられるし今後の展開に迫力を増せるというわけです。そうしたハンドリングに関しては加地さんの右に出る人はいませんよ」

 さすがは『アメトーーク!』(テレビ朝日系)なども手がける敏腕プロデューサー。これまでの生温い企画構成は、さらなる高みを見据えた布石だったということか。

 先日放送された秋のスペシャルでは、「ウラでこんな事やってました2014秋 女だってバラしていいよねSP」と題して、人気グラドルたちがキワドい競泳水着姿で披露し、麻木久仁子(51)に寝起きドッキリを仕掛けたかと思えば、急遽生放送に切り替えて小原正子(38)の妊娠を発表するなど、かなり力の入ったもので、今後の展開に期待が持てる内容だった。これまで同番組が目をかけてきた狩野英孝(32)も突然の離婚を発表したことだし、視聴者を驚かす新企画の発動には今がいいタイミングかもしれない。
(文=今井良介)

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