織田裕二主演ドラマも酷評だったが…放送作家がドラマ脚本を手がける理由とは

0703oda_main.jpg※イメージ画像:日本テレビ系『奇跡の教室』より

 先月28日に放送された織田裕二主演のスペシャルドラマ『奇跡の教室』(日本テレビ系)。ネットを中心に、オンエア直後から「つまらない」「期待はずれだった」といった声が上がっていたことも記憶に新しい。そして、その主な理由が「脚本がひどすぎる」といったものだ。

 同作は、織田演じるダメ僧侶・柳州二が借金返済のためにカリスマ予備校講師を目指すコメディだが、1時間半以上、ストーリー的には何も積み上げていないにもかかわらず、ラスト10分、州二による講義動画がネットにアップされたおかげで人気講師に成り上がるという、強引ともいえるオチを見せた。それに対して、視聴者からは「えっ、これで終わり?」「2時間返せ!」「(裏の)すべらない話見とけばよかった」など、散々な反応が見られた。

「この脚本を手がけたのは脚本家ではなく、バラエティの放送作家の方です。『行列のできる法律相談所』や『ダウンタウンDX』(ともに日本テレビ系)などを担当し、第一線で活躍しているようですが、ドラマの脚本は放送作家にはやはり荷が重かったのかもしれません」(芸能ライター)

 放送作家がドラマを手がけるケースというのは、珍しいのだろうか。

「そんなことはありません。日本一稼いでいるといわれる超人気放送作家・鈴木おさむ氏も、『人にやさしく』(フジテレビ系/いずみ吉紘と共同脚本)や『生まれる。』(TBS系)といったドラマを、『カノッサの屈辱』『料理の鉄人』(ともにフジテレビ系)などを手がけた小山薫堂氏も、映画『おくりびと』の脚本を担当しています。ただ、そういったケースは実はまれで、ドラマを担当しても良くも悪くも放送作家の域は出ないと思いますが…」(ドラマ関係者)

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