「霊感商法」「後世への背徳」あの過激議員がAKB商法を痛烈批判

 AKB48が今月5日から握手会を再開させることを発表し、賛否両論が巻き起こっている。時期尚早という声が強く、「メンバーの安全や心理的負担よりも商売を優先させるのか?」との指摘があるのだ。そんな中、AKBの根幹ともいえる「選抜総選挙」に対して「霊感商法まがい」などと批判した議員の発言が注目を集めている。

 その発言の主は、自民党所属の北海道議会議員・小野寺まさる氏(50)。小野寺氏はAKB選抜総選挙のあった先月7日に、自身のTwitterに以下のような書き込みをしていた。

「今日はAKBの総選挙の日だ。正確には『AKB48選抜総選挙』と言うらしいが名称に『総選挙』が入っているのが癪に障る。そもそも『総選挙』とは解散か任期満了により行われる衆議院議員選挙のことであり、誰が誰だか良く解らない芸能グループの人気投票を総選挙と呼ぶこと自体がおこがましいのだ」

 小野寺氏は、AKBによって「総選挙」という言葉のイメージが低下することを危惧しているようだ。これに対してAKBファンらが「たかだかエンターテイメントのイベントに政治の話とくっつけて文句言うことが恥ずかしくないの」「仕事してるんだかよくわからない議員さん達よりAKBグループの方が名前知ってる」などと反論。小野寺氏と激しいネットバトルを繰り広げる展開となった。

 投票券目当てで買われた大量のCDが廃棄されているとの情報を知らされた小野寺氏は「資源を無駄に!で霊感商法と似たり寄ったり…」と発言。これまでAKB商法を揶揄する言葉はいろいろあったが「霊感商法」に例えたのは小野寺議員が初めてだろう。

 ほかのユーザーからAKBの売上が日本経済に寄与しているとの意見も寄せられたが、小野寺氏は「資源を無駄にするビジネスは後世への背徳でもあり、これを経済効果と言えるのか…と。パチンコの売上同様に…です」とバッサリ。かつてのビックリマンチョコがシールだけ抜き取られて捨てられていたのと同様に、投票券目当てで買われたCDが大量に廃棄されている問題を引き合いに出して批判した。

men's Pick Up