乃木坂46が握手会を「お話し会」に変更、AKBグループも追随の可能性でファンから不満


 ファンの間では、乃木坂46の「お話し会」がAKBグループにも波及することも危惧されているようだ。AKBグループ全体が「お話し会」にシフトすることはあるのだろうか。

「AKBの運営サイドは、乃木坂の交流イベントで柵越しの握手会や今回の『お話し会』を実験し、CD売上の変動やファンの反応を見ながらグループ全体の方針を決めるようです。問題がないという実績をつくれば、交流イベントの当面自粛を要請している警察を説得することができる。いわば乃木坂は叩き台扱いともいえますが、これがAKBグループ全体の未来のカギを握るといっても過言ではない」(芸能関係者)

 AKBだけでなく、SKE48やNMB48、HKT48などの姉妹グループも交流イベントを自粛しており、いまだ再開のメドは立っていない状況。しかし、通常なら握手券がつくはずのAKBの新曲「心のプラカード」の発売が8月27日に迫っており、特典の概要を早めに決定しなければ売上にもかかわってくる。それよりひと足早く、SKEの新曲(タイトル未定)が7月30日にリリースされるが、同曲は特典情報として「15thシングル全国握手会イベント参加券」と予約サイトに記載されている。だが、これも握手会になるのか、お話し会になるのか現段階では分からず、ファンから不安の声が上がっている。

 もしAKBが「お話し会」に移行すれば売上が減少し、2011年から続いているシングル連続ミリオン記録が途絶えることもあり得る。そうなれば「オワコン」のイメージがつきかねないだけに、運営側は最も恐れるところだろう。かといって警察の指導や世間の声を無視することもできず、メンバーの安全確保の問題もあって非常に悩みどころ。いずれにせよ、運営側は近いうちにAKB史上最も大きなビジネス上の決断を迫られることになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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