「また一人地獄の道に…」 6月退社の馬場典子アナ、フリー転身も芸能プロから無視され前途多難


「かつては木村さんの権力が極端に強くなり、女子アナの使い方をめぐって上層部やスタッフと衝突することもあった。アイドル的な売り方に反対し、そういった演出をしたスタッフに『もう番組に出させない!』と言い放つこともしばしば。しかし、視聴率回復が最優先事項の日テレとしては、水卜麻美アナをはじめとした若手にアイドル女子アナになって番組を盛り上げてほしいのは当然。いわば木村さんは局にとって『目の上のたんこぶ』だったんです。そんな時に馬場アナのスキャンダルがあり、木村さんの責任問題にまで発展したため、局側は慎重にタイミングを見ながら“木村一派”の追い落としを計画していた。水卜アナのブレイクもあって二人が抜けても大丈夫だと判断し、6月の人事で爆弾を炸裂させたというわけです」(前同)

 “お局”の失脚ともいえる今回の人事。強力な後ろ盾を失って局内に居場所がなくなった馬場アナが退社を選択するのは当然だったといえるだろう。とはいえ、退社はマイナス要素ばかりでなく、元日テレの夏目三久アナ(29)のようにフリー転身後に大ブレイクする可能性もある。だが、馬場アナの先行きは非常に厳しいという。

「フリー転身を宣言すれば芸能プロがスカウトにくると馬場アナは思い込んでいたようですが、全く声が掛からなかった。彼女のウリは確かなアナウンス技術ですが、『横領疑惑』のイメージがあるためシリアスな番組では使いにくい。かといって、年齢的にバラエティに華を添える役割も難しい。日テレでの功績があるため安い仕事を回すこともできず、芸能プロにとっては厄介なタイプですからね。焦った彼女は元同僚の羽鳥慎一アナに助けを求めたようですが、彼ですら助け舟を出すことができなかった。日テレの中で女帝の庇護を受けて自分を過大評価するようになり、正確な自己評価ができなくなったのでしょう。日テレのレギュラーは継続していますが、それもいつまで任せてもらえるか分からず、前途は多難といえます」(芸能関係者)

 同じ元日テレの西尾由佳理アナ(36)や元フジテレビの中野美奈子アナ(34)、元NHKの住吉美紀アナ(41)ら局の看板として活躍した女子アナたちですら、フリー転身後はめっきりと露出が激減。それよりも知名度のない元局アナは死屍累々の惨状だ。以前は花形だったフリー転身も最近は業界関係者から「地獄の道」といわれており、仮に馬場アナが所属先の芸能プロを見つけたとしても、このままでは局アナ時代のような活躍は見込めそうもない。

 勝ち組は前述の夏目アナや元フジの平井理央アナ(31)くらいで、いずれもバラエティーで開き直ったかのような弾けぶりを発揮し、フリーアナとしてのブレイクにつなげた。馬場アナもフリー転身後に自らのスキャンダルや局内のドロドロをネタにするくらいのふてぶてしさを持たなければ生き残りは難しそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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