いくら何でも早すぎる!? AKB襲撃事件から数日でイベント警備員ゼロのワケ

0530barairo_main.jpg※イメージ画像:映画『薔薇色のブー子』公式サイト

 25日に岩手県で開催されたAKB48の握手会でメンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)が刃物で襲われた事件の影響により、事件翌日の劇場公演で観客チェックに金属探知機が導入され、警備員が増員されるなど運営サイドは厳戒態勢を敷いていた。ところが、その警備態勢が早くも徐々に緩和されてきていると東京スポーツが報じている。

 同紙によると、29日に都内で行われた映画『薔薇色のブー子』(公開中)の舞台あいさつに主演のHKT48・指原莉乃(21)が登場。約600人のファンが会場に詰めかけたが、警備員は驚くことにゼロだったという。数人のスタッフが入口で手荷物検査をしただけで、それ以外に警備はなかったようである。

 AKBグループは警視庁からの要請もあって当面は握手会などの“接触イベント”を自粛。その一方で運営幹部が「テロに屈してはならない」と公言し、握手会の早期再開を目指す意向を示している。同紙は「事態の沈静化を待って、ファンに笑顔を届けられるいつもの姿に持っていきたいはず」と分析し、大げさな警備をしないことでファンに笑顔を届けられる“平常”に戻り、事態の鎮静化を促そうとしているのではないかと指摘している。

 もちろんAKBの主催イベントではないのだから映画会社や劇場の都合もあるだろうが、この映画には運営サイドが深くかかわっており、警備員の人数を指定することは可能。それでも警備をなくし「いつも通り」に戻ることは握手会の復活を願うファンやメンバーのためにもなるが、ネット上では以下のような批判も巻き起こっている。

「どう考えても緩和するのは早いでしょ」
「一応センターなんだから守ってやれよ」
「総選挙イベントや大島の卒業公演(ともに6月8日開催)は客が万単位だから、警備を強化したままだとコストが厳しいんじゃないの」
「事件直後の警備強化は形だけだったのか」
「命にかかわる事件が起こってからじゃ遅いのに」

men's Pick Up