ASKA容疑者逮捕の余波続く…相棒・CHAGEにネット上で同情集まる


「覚せい剤などの薬物事件は現行犯でないと逮捕は難しい。それでも警察がASKAを逮捕できたのは、夫の異常な言動に困惑していた元アナウンサーの夫人の証言があったから。夫人の相談に乗っていたのがCHAGEであり、彼女から得た情報を関係者を通じて警察に伝える手助けもしていたようです。当然、ASKAが逮捕されて得することなど一つもない。それでもASKA本人のため、夫人らASKAの家族のため、CHAGEは苦渋の決断で立ちまわった」(週刊誌記者)

 一部報道によると、CHAGEは昨年6月のコンビ休養発表前に「いい加減、変なモノはやめろよ」とASKA容疑者に厳しく忠告。それに激高したASKA容疑者がCHAGEを殴り付けたとされている。そこまで親身になって心配していながら裏切られたCHAGEが、不祥事の後始末までしているというのだから同情の声が上がるのも当然だ。

 さらに、今回の事件は経済的にもCHAGEの方がダメージが大きいといわれている。チャゲアスの所属レコード会社「ユニバーサルミュージック」は19日、ASKA容疑者に関連するすべての契約の解除を発表。チャゲアスのCDやDVDなど全商品が回収され、デジタル配信もストップした。CHAGEとのソロ契約は継続するものの、これによってチャゲアスの莫大な印税収入が消滅してしまうことになった。

「『SAY YES』『YAH YAH YAH』といった大ヒット曲は全てASKA容疑者の作詞・作曲ですが、カップリング曲やアルバム楽曲を含めるとCHAGEの作曲も半々ほどの割合。だからこそ、CHAGEの印税収入はそれなりにあった。しかし、全作品が出荷停止・回収となれば印税収入はなくなる。残るはカラオケの印税収入くらいですが、カラオケで頻繁に歌われるような人気曲は全てASKA容疑者の作品。カラオケは歌唱印税がなく、作詞・作曲者にしか印税が支払われない。チャゲアスに関するCHAGEの印税収入は、ほぼストップしてしまう」(前同)

 ASKA容疑者は活動休止中もカラオケ印税で一定の収入が見込めるが、CHAGEは厳しい状態。カラオケで歌われそうなCHAGEの作品といえば、84年に石川優子とのユニットで発表した「ふたりの愛ランド」くらいだが、それもチャゲアスの印税収入に比べればスズメの涙だろう。ソロ活動を続けているもののライブはキャパ1000人以下の会場が大半で、騒動の影響によって客足が遠のく可能性もある。

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