芸能人も視聴者も虜にする中居正広の司会術


 そんな幅広い人脈を持つ中居だが、驚くほど芸能界の友人が少ないというのもまた有名な話。この日、番組に出演していた100人の芸能人の中でも電話番号を知っているのは、今井雅之(52)、出川哲朗(50)、陣内智則(40)の3人だけと明かしていた。中居ほどの立場になればいくらでも派手な交遊関係を作れるだろうが、家で「いいちこ(焼酎)」を飲みながら1人で野球を観るのが何よりも好きというのも本当のところなのだろう。

 大物タレントにもかかわらず、どこか質素なイメージの漂う中居。そういった印象が、スターでありながら視聴者に親近感を覚えさせる要因に違いない。さらに加えれば、共演者への気遣いといった点も、テレビを見ている人に好印象を抱かせている。たとえば、同番組ではジャニーズの後輩が出演していたが、中居は番組冒頭でしっかりと彼らに話をフリ、カットされないような心遣いを見せていた。きっと中居は、これだけの芸能人が出演している中で彼らが割って入るのは難しいと感じたのだろう。さらに同番組の深夜版では、「今日一言も喋ってない人がいる」とたんぽぽの川村エミコ(34)に発言を促し、きっちりと笑いを持っていかせるという気遣いも見せていた。

 嫌味のない人柄と分け隔てない気遣い。そうした中居の特性は、個性溢れる芸能人をまとめる包容力を持つ。また、そんな中居の性質は視聴者にとっても心地の良いものだ。40代前半にして芸能人も視聴者も虜にする中居。これから長い年月に渡って日本のテレビ界を背負っていくことになるだろう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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