
いつものよう筆者愛用サイトの一つである【ワクワクメール】をチェックしていると、筆者の愚息がピコンと反応した書き込みを発見。
———————–
たくさん舐めてくれたら……
たまにはものすごく優しく癒されたいです。
たくさん舐めてくれたら、お返しにたくさん舐めてあげますネ。
これからすぐの待ち合わせで新宿で会える人、いたらメールください。
書込み日時:9/* 19:32
受付メール数 :0/5
♀ミチル
20代前半
———————–
ふむふむ、たくさん舐めてってことはクンニされるのが大好きってことだろう。三度の飯よりもクンニが大好きな筆者にとってはまさに望むところである。
それに、こうしたクンニなどの受け身プレイを受けたがる女性は、業者の仕込みではなく素人女性の可能性が非常に高い。なぜなら、業者の仕込みの女性はとにかく男性から愛撫を受けたがらない傾向にあるからだ。まあ、そう考える男性ユーザーが多いのを見越して、あえて業者がこんな書き込みをしている可能性もゼロではない。だが、そんなことを気にしていたら出会える系サイトを楽しむことは決してできない。騙されるのも一興、たとえ業者の仕込みの娘でも社会勉強だと思って遊んでみるか、と思える余裕が欲しいところである。
さて、そんなワケで上記のミチルちゃんの書き込みに応募することにしたトコショー。
———————–
こんばんは、ミチルさん。
都内の会社員、ショーイチ・34歳です。
ミチルさんの書き込み拝見しました!
優しく舐めて、舐めて、舐めまくるのが大好きです!
お互い気持ち良く癒しあえたら素敵ですね。
いま、西武新宿駅付近にいるので、これからすぐの待ち合わせもOKです。
詳しい条件とか教えてもらえたら嬉しいです。
———————–
すると、数分もしないうちにミチルちゃんより返信が届き、アっという間に交渉が成立。いつもの楽勝パターンだが、これが今の日本の出会える系サイトの実態なのだ。
西武新宿駅南口のファストフードの前で待つこと5分。ほぼ約束の時間通りにミチルちゃんがやってきた。
ウヒっ! エロそうだなぁ、じゅるるル。
なんともスケベそうなフェロモンを垂れ流しているミチルちゃん。女性お笑い芸人のにしおかすみこと声優の平野綾を足して2で割ったような感じと言えばいいのだろうか? 決して頭は良くなさそうだし、美人でもないのだが、妙に男の下半身を刺激する顔つきだったのだ。
もちろん、筆者の大好物である!
こ・の・え・も・の・の・が・し・て・な・る・も・の・か
心の中で魔太郎よろしく言霊で自己暗示をかけ、鼻の下が伸びすぎないよう顔を引き締めながら語りかけた。
「ミチルちゃんだよね?」
「あ、は、はい!」
「こんばんは、【ワクワクメール】で約束してたショーイチです」
「あ、こ、こんばんは」
「メールで聞いてた服装通りだからすぐわかったよ」
「ど、どうも」
「あ、俺、こんな感じだけど、それでも大丈夫かな」
「は、はい」
うーん、どうも反応が薄い。筆者のノリがちょっと軽薄すぎて警戒しているのだろうか。この獲物逃してなるものか! という思いを隠しているつもりだが、バレバレだったのかもしれない。
このままホテルに直行しても、その短い距離でミチルちゃんとの親密さを増すのは難しいように思えた。そこで、寄り道をして時間を稼ぐことにしたのである。
「ね、ミチルちゃん。ホテルに行く前にコンビニに寄っていいかな」
「あ、はい」
「ありがと。今日は暑いから喉がカラカラだったんだ。あ、ミチルちゃんも水分とったほうがいいから一緒に買おうね」
「え、あ、はい」
こうしてホテルに向かう途中にあるコンビニに立ち寄った。
「ミチルちゃん、もしお腹が空いてたらお弁当とかもいいんじゃない?」
「え?」
「遠慮しなくていいからさ、そのくらい奢ってあげるよ」
「い、いえ、お腹は空いてないです」
「そ、そっか。じゃあプリンとかケーキとかどう? それともカラアゲとかホットドッグとか?」
「ほ、本当に大丈夫ですから」
「ご、ごめん。ちょっとくどかったね」
「い、いえ、別に」
「あ、見て、この餃子、美味しそうじゃない?」
「え?」
「俺、コレ買っていこうかな?」
「あ、はい」
ここで彼女にソっと身を寄せ、小声で語りかける。
「嘘、嘘、これからエッチするのに餃子なんて食べないよ」
「ふ、ふふふ」
よっしゃあ、笑顔いただき!! 少しは彼女の緊張がほぐれたようだ。後はなし崩し的にノリで押し切れば大丈夫だろう。コンビニを出て、徒歩数分のところにあるホテル「L」に到着。