ついに打ち切り!? 低視聴率連発の『火曜曲!』終了か

kayoukyoku0717main.jpg※イメージ画像:TBS系『火曜曲!』公式HPより

 中居正広、江角マキコ、AKB48がレギュラー出演している音楽バラエティー『火曜曲!』(TBS系)に打ち切り説が浮上している。毎回豪華なゲストをそろえている同番組だが、火曜夜9時という好条件の放送時間ながら視聴率は6%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を推移し、以前から打ち切りの噂がささやかれていた。悪評が立ちながらも何とか継続してきた同番組だが、ついに9月の改編で打ち切られることが濃厚になったという。

 2012年にスタートした同番組は、中居のトークを中心に数組のアーティストのライブを織り交ぜるという構成。レギュラーのAKBにスポットを当てた企画も多く、貴重なゴールデン帯の音楽番組として注目された。だが、視聴率は思わしくなく、昨年6月に記録した10.1%が最初で最後の二桁視聴率になっている。

 最近は低視聴率に拍車が掛かり、ゴールデン帯にもかかわらず4%台という悲惨な数字を記録。だが、4月からは昭和歌謡を中心にした懐メロ系の人選で巻き返しを図り、平均6~8%台と多少持ち直した。ところが、7月9日の放送ではAKBが総出で新曲「恋するフォーチュンクッキー」を披露し、人気メンバー・渡辺麻友がソロの新曲を歌ったにもかかわらず3.8%という驚異的な低視聴率に。裏番組が強かったとはいえ、ゴールデン帯で3%台は緊急事態だ。その前週は4.8%、前々週は4.9%となっており、右肩下がりで視聴率が落ち込んでいる。

「懐メロ系の人選は当たったのですが、焼け石に水といったところ。その路線で進めば多少は生き残りの目もあったが、キャスティング的にAKBを企画の中心に持ってくる回は必須のため、結局は視聴者にソッポを向かれている。局内で高まっている打ち切り説をはねのける材料にはなりませんでした。フジテレビで放送された選抜総選挙中継が高視聴率だったこともあり、TBS側もAKBとの関係を強めて一山当てたいという下心もあった番組ですが、さすがにここまで視聴率が酷いと見直しせざるを得なくなった。3月の改編は何とか乗り切ったのですが、9月改編で打ち切りは決定事項のようです」(テレビ局関係者)

 AKBと良好な関係を築きたいTBSにとって、打ち切りにしづらい同番組の存在は痛し痒しといったところだったようだ。やっと大ナタを振るうことになったようだが、その後の編成もAKBに配慮したものになりそうだという。

「AKB運営や広告代理店は、音楽番組が全体的に不調のため視聴率が振るわなかったと主張し、それを局側も受け入れつつある。終了後にスタートする新番組も、AKBと中居が所属するジャニーズ事務所のタレントが出演することが内定しているようです。しかし、同番組の低視聴率は視聴者から『AKBは見たくない』と突き付けられたようなものですから、どうやったら視聴者に受け入れられるかとスタッフは企画で頭を悩ませているようです」(前同)

 話題性はあるはずなのに視聴率は稼げないという、局にとって扱いが難しい存在になっているAKB。彼女たちをメインで使い続けて、再び大爆死という事態にならなければいいが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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